2014年4月16日の東京株式市場は昨日の反発に続き大幅に続伸しました。
終値は前日比+ +420.87高の14,417.68円でした。
ハイテク株などを中心とした米株式市場の株高や円安の流れを受け、
朝方から堅調に買いが集まりました。
しかしそれだけでは材料不足で、中国の1-3月GDP発表に備えての
様子見ムードも強くあり、上値を突破してくるのには勢いが足りない状況でした。
11時に中国のGDPが市場予想(7.3%)をわずかながら上回った(7.4%)数値が
発表されると、日経は一気に買い進める方向になり
上昇幅を拡大しました。
市場予想を上回ったことで買いが進んだことは短期的な要因で
経済界では中国の成長率が鈍化したという見方で、
今後のリスク要因として考えられる点を念頭においてください。
11日に開けたマド(ギャップ)近辺(14,234円)では
戻り売りの圧力も強くなると懸念されましたが、
そのギャップもすんなりと埋め、次のレンジを目指すこと動きになってきました。
4月14日の分析では一旦下値で反発、その後一目の
先行スパーん1を目指す動きになる可能性について言及していますが、
現在のところはそのシナリオにのった形になっています。
マドを空けて上昇した本日をもって、
日経全体の動きは下落基調からのトレンド転換となりました。
しばらくは三角持ち合いと一目の先行スパン1が重なる
14600円-14800円のレンジまでの
戻りを試すかを観察し、その後再び下落に転じるかです。
本日のトレンド転換で観察し続けた銘柄への買いが入った方も多いでしょう。
■各市場の動き
日経225: 14,417.68 +420.87 16日
NYダウ(ドル) : 16,262.56 +89.32 15日
ドル/円: 102.27 – .28 +0.48円安 16日 15:00