2014年5月29日の東京株式市場は小さい上昇幅ではありますが、
6日続伸して2014年入って連続上昇記録を更新しました。
終値は前日比10円77銭(0.07%)高の1万4681円72銭でした。
前日の米国株市場は小幅の反落で大きな材料にはなれませんでしたが、
円相場が円高基調から一服したこと、
底固さを確認した投資家たちの買いも入って、6日連続の上昇に一助しました。
しかし、急激な上昇で600円を越える上昇幅の後は
利益確定も出て、勢いとしては買いと売りが拮抗する形になっています。
昨日の解説では、
“14700円に近づいてきたことで、ここからさらに上に上げていくには
15000円台まで広がっている戻り待ちの売りをくぐっていく必要があります。“と
書いていましたが、やはり14700円付近で足踏みをしている状況です。
しかし、まだ下げるというサインが点灯しているわけではないので、
大きく下げの方にかけるような無謀なことはやめましょう。
東証1部の売買代金は概算で1兆6273億円で前日よりも薄商い、
売買高は18億9111万株でした。
テクニカル的には一目の下雲付近で支えられスタート、
200日線に実体をかける持ち合いの形を演出しました。
また昨日と今日のキャンドルを比較すると、
上昇はしたものの、高値と安値を切下げる
テクニカル的な下げの形をしています。
急激な上昇から調整に入ると、
75日線を割っても200日線の上で支えられるかがポイントです。
明日は金曜日と月末が重なっているので、午後になると上値が思い展開が
予想されます。
利益確定のサインが点灯しているものは明日中にポジションを整理して起きましょう。
また空売りを保持している場合は、
利益確定で踏み上げられることもあるので、注意が必要ですね。