2014年6月20日の東京株式市場は4日ぶりに反落しました。
終値は前日比11円74銭(0.08%)安い1万5349円42銭でした。
昨日4カ月半ぶりの高値を付けたことに加え、
週末で利益確定が出やすい雰囲気であったことを考慮すると、
この下落は暴落の前兆などではなく、これからの先高観を固めてくれる
堅調な動きといえます。
前日まで400円以上上げてきたことに加え、
年初来高値をつけた銘柄が150を超える状況の中で、
市場には底堅さが認識され、下値を積極的に売り込むような
動きは見られませんでした。
市場では日経平均が直近安値(5月19日)1万4006円から
1カ月で1300円以上も上昇したことや、
騰落レシオが150%を超えたことなどで、
加熱感を指摘する声もあります。
永遠上がり続ける相場はありませんが、
明確に下げのサインが出ない限りは素直にトレンドにのって
行くこと意外は気にすることはあまりありません。
東証1部の売買代金は概算で2兆5968億円、
2兆円を2日連続で上回っています。
売買高は29億5091万株で、値上がり銘柄数は636、値下がり銘柄数は1040、
変わらずは138でした。
2日連続で売買代金が2兆円を上回るのは4月上旬以来となるなど
売買の活発化を伴いながら、トレンドが発生する望ましい動きになっています。
テクニカル的には週足に注目しています。
5週連続の上昇を記録して、2013年の5月20日から形成されている
週足でのボックス相場を抜け出そうとする境目に立っています。
週足でブレイクするとは大きなトレンドを意味するので、
来週からはこの高値を抜けて上離れを実現するかが注目ポイントです。
■各市場の動き
日経:15,349.42 -11.74 20日
NYダウ(ドル) 16,921.46 +14.84 19日
ドル/円:102.09 – .12 +0.31円安 20日