2014年6月30日の東京株式市場は反発しました。
終値は前週末27日より67円10銭(0.4%)高い1万5162円10銭でした。
反発の材料はまちまちで
前日の米国株式市場でダウ工業30種平均は小幅反発、
ハイテク株の比率の高いナスダック総合株価指数はITバブル以来
約14年2カ月ぶりの高値を更新しましたが、
円相場が円高・ドル安に流れ積極的な買いを防ぐ要因になりました。
売りと買いの材料が拮抗するなか、日経全体としては
膠着感の強い相場を続けています。
今週も重要なイベントが控えているため
全体的に上げていくあげあげ相場より、
個別の銘柄を選別する様子ムードの強い相場が考えられます。
どちらにしろ、個別銘柄に勝るものはないので、
リスクオンのサインが点灯した銘柄には取り組んでいくことが必要ですね。
東証1部の売買代金は概算で1兆8212億円、
まだ2兆円を超えることが出来ませんでした。
売買高は21億197万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1568、
値下がり銘柄数は178、変わらずは69でした。
これだけ上げる銘柄が多い割には指数が大きくあげないのは
寄与度が高いファストリやソフトバンクなどの値がさ株が下落したためです。
テクニカル的には6月の月足も5月に続いて陽線引きです。
5月からは529円の上昇幅で、2013年12月の629円にせまる
半年ぶりの大きさでした。
月足の様子からも分かるとおり、5月末より形成されている
上昇のトレンドが継続していることには間違いないですが、
想定していた15000-15100のレンジにで足踏みしている状態ですね。
先週末にも伝えたとおり、
今週は為替の動きを睨みながら、25日線上で維持できるか、
さらにはここから切り替えして、上昇継続になるかが
注目のポイントです。
明日から7月の相場です。
7月は夏ばて相場の入り口とよく言われますが、
投資家は夏ばてにも負けない元気を持って相場に挑みたいところですね。