2014年7月1日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前日比164円10銭(1.08%)高い1万5326円20銭でした。
1週間ぶりの高値で引けました。
TOPIXも水産・農林業を除く全32業種が上昇して、
5ヶ月ぶりの高値を更新するなど市場にはリスクオンの姿勢が
強く広がりました。
前日の米国株式市場でダウ工業30種平均は小幅反落、
ハイテク株の比率の高いナスダック総合株価指数は上昇、
S&P500は少し下落しましたが6四半期連続の上昇を記録するなど
高安いまちまちだったことで、朝方は小さい動きで始まりました。
15000を大きく割ることなく反発して上値を追う動きになることを
確認した投資家たちの買い安心感が広がり、
運用リスクを積極的にとる行動に傾き始めました。
日経の動きにあわせ、節目に到達してから上昇トレンドに戻る
いわゆるトレンド転換のサインを出す銘柄も多くなり、
銘柄選定が悩ましい状況になってきました。
ファンダメンタル・テクニカルをバランスよく取り入れ、
慎重に選定して行きましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1031億円で、
活況の目安である2兆円を超えてきました。
売買高は23億9455万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1295、
値下がりは409、変わらずは111でした。
値上がり銘柄数だけみれば昨日よりも少ないですが、
寄与度が高いファストリやソフトバンクなどの値がさ株が上げていることが
指数全体を引き上げています。
テクニカル的にはフィボナッチの50付近でちょうど切り返し、
前回の高値15391を1次目標にしています。
ここを抜いてくると15740-15750円付近が次の目標になります。
しかし、ここまで一気に上がることは考えにくく、
月の1週目なので、米国雇用統計を控えて様子見ムードを挟みながらの
もみ合いが今週中は予想されます。
心配しながら上昇トレンドの継続であることには変わりありません。
明確なトレンドの転換が出るまでは逆張りをやってもうまくいかないことが
多いので、普通にトレンドに従って、買いで利益を上げるスタンスで行きましょう。
■各市場の動き
日経:15,326.20 +164.10 1日
NYダウ(ドル) :16,826.60 -25.24 30日
ドル/円:101.50 – .52 +0.12円安 1日