2014年7月11日の東京株式市場は5日続落しました。
終値は前日比52円43銭(0.34%)安の1万5164円4銭でした。
5日続落は2012年11月5~13日(7日続落)以来、
約1年8カ月ぶりです。
気付いてみると、月曜日から金曜日、今週すべての営業日において
下落したことになります。
ポルトガルの金融不安を背景に
前日の米国・欧州株式市場が下落したことや円高が進むことを受け、
朝方から売りで先行しました。
しかし、その後はいつもの傾向で下値で押し目買いが入り、
朝方以外は終日底堅い動きになりました。
終わってみると25日線を一回割ってから戻る陽線引き、
しかし、上値を追う買いは続きませんでした。
タッチで戻ったものの、25日線を一ヶ月半ぶりに下回り
直近の上昇は、調整に入る形になります。
25日線が下支えするのが上昇のトレンド継続と見られる根拠だったわけですが、
その見方が崩れた現在は直近を天井とする下落の始まりか、
上昇モードに戻るとしても時間はかかるという見方をする方がいいですね。
東証1部の売買代金は概算で1兆8489億円、
売買高は21億2738万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1140、値上がり銘柄数は550、
変わらずは125でした。
テクニカル的には週足が273円下落で
2週間ぶりの下落になります。
一目では基準線を割り込み、遅行線も26日前の株価にタッチしているため、
上昇のエネルギーが強いとはいえない様子です。
来週は引き続き、明確な上昇材料に欠けるなか、
25日線と1万5000円台を挟んでの持ち合いが続くものだと判断できます。
米国の決算に加え、日本でも1四半期の決算発表がそろそろ本格化するので、
選別した銘柄が波乱要因を含んでないかチェックしてから
投資に入るようにしましょう。
■各市場の動き
日経:15,164.04 -52.43 11日
NYダウ(ドル) 16,915.07 -70.54 10日
ドル/円:101.28 – .30 -0.23円高 11日