2014年7月15日の東京株式市場は2日続伸しました。
終値は前日比98円34銭(0.64%)高い1万5395円16銭でした。
前日の米株式相場でダウ30種平均が大きく上昇したことを受け、
朝方から買いが先行しました。
本格化する米国企業の決算発表の中でシティーグループなど
銀行大手の4-6月決算が市場予想を上回ることで
米国株が大きく上昇しました。
高く始めてから上下して株価は午後から引き戻し121円77銭高で
15,400円台を超える場面もありましたが、
米国株高以外の材料は乏しく、引けにかけて上昇幅を縮小させました。
上昇が続かなかったもう一つの原因は
黒田日銀総裁の会見や、イエレンFRB議長の米議会証言などが
控えており、様子見ムードが広いことでした。
15,000円―15,500円の中で拮抗するレンジ相場であることに
かわりはなく、上昇をリードする材料が乏しい現状です。
しかし、好調が予想される日本企業の決算発表の期待感から
下値を大きく売り込むような動きもとられにくいムードが
当分広がるでしょう。
売買代金は概算で1兆7419億円と前日よりは上昇、
売買高も20億9293万株も若干増えています。
東証1部の値上がり銘柄数は1108、値下がり銘柄数は548、
変わらずは159でした。
テクニカル的には6月からのレンジ相場が続き、
その中で推移しています。
一目では本日の上昇で転換線を飛び出し、三役好転の続き、
遅行線も26日前の株価から抜け出しています。
やはり15,500円は一回抜け出して欲しい状況です。
■各市場の動き
日経:15,395.16 +98.34 15日
NYダウ(ドル) :17,055.42 +111.61 14日
ドル/円:101.57 – .60 +0.10円安 15日