2014年7月16日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。
終値は前日比15円86銭(0.1%)安の1万5379円30銭でした。
イエレンFRB議長の金融政策リポートで
前日の米株式相場でダウ30種平均が小幅続伸、その他の指数が下げたことを受け、
方向感のない展開になりました。
東京の市場まで揺るがした一文は
交流サイト(SNS)やバイオ関連企業の株価の割高感を
指摘したところで、
最近上昇のトレンドを形成していたネット関連株は
まさに晴天の霹靂、多大な打撃を受けました。
本日の日経全体は前日の終値を挟んで、方向感のない
展開が続きましたが、ネット関連株で最近脚光を浴びていた
銘柄には大きな商いと共に影響が現れました。
LINE関係と分類されるアドウェイズが8%安、
スマートフォン(スマホ)向けゲームのエイチームも前日比5%安と急反落しました。
市場を動かす主力株には大きな材料なく膠着感の強める中、
投資家は少しの材料ですぐ反応し、値動きの軽さから
運用しやすいと考える中小型株に集まりました。
レンジ相場を抜け出すには上昇材料が欲しいところでしたが、
イエレン議長の1言で日本市場全体に重し圧し掛かった様子です。
当分は今までの流れを引きつぎ、個別銘柄の物色を中心とする相場ですが、
上値は重くなることが予想されます。
売買代金は概算で1兆7419億円と前日よりは上昇、
売買高も20億9293万株も若干増えています。
東証1部の売買代金は概算で1兆6834億円、
売買高は18億4963万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は952、値上がり銘柄数は721、
変わらずは142でした。
■各市場の動き
日経:15,379.30 -15.86 16日
NYダウ(ドル): 17,060.68 +5.26 15日
ドル/円:101.70 – .72 +0.14円安 16日