2014年7月30日の東京株式市場は小幅ではありますが、4日続伸しました。
終値は前日比28円16銭(0.18%)高い1万5646円23銭でした。
小幅とはいい、15,500円を抜け出したことで、
今度はその価格台が下値の限度として認識され始めました。
上昇を主導しているのはやはり、好業績を発表する企業中心です。
さらに、為替相場は円安基調が続いていることから、
好業績の輸出関連銘柄には素直に受け入れる姿勢がみられます。
昨日の日産の好調ぶりに続き、
前日の取引終了後に2015年3月期通期利益見通しを
上方修正したホンダは前日比で終日2%以上高く推移しました。
現在のところは業績を中心に個別の銘柄を物色することで上昇することで、
市場全体を押し上げる動きまでは到ってない状況です。
15,500円から15,600円を超える水準に推移する動きは
2013年の5月22日当たりで、その後5月23日に大暴落を経験しています。
大暴落の可能性について振れることではなく、
売買高をみるとその時の半分以下で、過熱感が高いとはいえない状況です。
本格化する企業の業績が期待に沿う形で全体的好調で揃えば
売買高を伴う新高値を期待する動きになってくるのではないでしょうか。
テクニカル・心理的な面でポイントになっていた
1月23日と1月24日に空けたギャップを埋めることができるかは、
少しずつ埋めてくる動きになりました。
埋まって上値が軽くなるところを望みたいところです。
東証1部の売買代金は概算で1兆8179億で、前日より増え、
11日以来の高いレベルでしたが、
活況の目安とされる2兆円を7月2日以降、20営業日連続で下回りました。
20営業日連続での2兆円割れは約1年ぶりのことです。
売買高は19億4398万株、東証1部の値上がり銘柄数は701、
値下がりは948で下げの方が上回りました。
■各市場の動き
日経:15,646.23 +28.16 30日
NYダウ(ドル): 16,912.11 -70.48 29日
ドル/円:102.14 – .16 +0.24円安 30日