8月相場の初日、2014年8月1日の東京株式市場は続落しました。
終値は前日比97円66銭(0.6%)安の1万5523円11銭でした。
11年ぶりに再度発生したアルゼンチン国債のデフォルト(債務不履行)を受け、
欧米市場が軒並み下落しました。
ニューヨークダウは−317ドルの16,563ドル、
NASDAQは−93.13ポイントの4,369.77ポイントで、
日本市場をその下落を引き継ぐ形で売りが先行しました。
しかし、引き続き好調な企業の業績を背景に売り一巡後、
支えになっている15,500付近になると買いが入り、
下げ幅を縮小させました。
しかし、週末要因に、本日米国雇用統計発表を控えている要因が加わり、
日本株は様子見ムードに転じ、手仕舞い売りが膨らみ
引けにかけて再び下げ幅を拡大させました。
テクニカルには1月23日―1月24にあけたギャップの上を埋めると
そこが抵抗になり下落、抵抗になっていた15,500円が支えになり
跳ね返された形です。(添付のチャートを確認してください)
翌週はこちらの狭いバンドの中で抜け出し再び上昇モード継続なるかが
確認ポイントです。
企業業績は市場予想を上回るものが多く、ダウの300を超える下落にも
日本の下落は浅かったことから、地合は堅いと判断できます。
バンドの中で上下しても保持しているものに関しては
買いも売りも決めたポイントに来ないとそのままの姿勢が必要です。
東証1部の売買代金は概算で2兆1711億円、
久しぶりに連日で相場活況の目安となる2兆円を上回っています。
2日続けて2兆円を超えるのは6月19~20日以来、1カ月半ぶりで、
地合が活発になってきていることを伺わせます。
売買高は22億4582万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1409、
値上がり銘柄数は334で、変わらずは74でした。
■各市場の動き
日経:15,523.11 -97.66 1日 大引
NYダウ(ドル) :16,563.30 -317.06 31日
ドル/円:102.93 – .96 +0.07円安 1日