2014年8月25日の東京株式市場は反落しました。
終値は前週末比74円06銭(0.48%)高い1万5613円25銭でした。
欧米市場の堅調な動きは材料にならず、
104円台の円安が一服したことを受け、
小幅反落で始まりました。
為替相場が103円台後半まで上昇することが嫌気され
午後には下げ幅を100円以上に広げる場面もありました。
15,600円では上値を抑えられる雰囲気ですが、
下値ではまた節目として認識されている15,500円を割らないことで
市場では底堅さを確認させてくれる相場という見方が多いです。
直近では上値を追うような材料が少ない中で
売買高を伴わない持ち合いが続く動きで
市場自体が閑散としています。
外国人投資家に安心材料が広がり、
動く要因を提供するようなことが必要になります。
持ち合いなので、基本保持しているもののケア、
新たに材料が出たものに関しては急変することが多いので、
短期勝負で挑むことが無難でしょう。
東証1部の売買代金は概算で1兆5319億円で、
2兆円を12営業日連続で下回りました。
売買高は18億2362万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1102、
値上がり銘柄数は577、変わらずは139でした。
テクニカル的には先週末に続く、持ち合い
ボリンジャーバンドはまだ上向きで継続ですが、
1σと2σの中に入って、方向感を失っている様子です。
一目均衡表ではキャンドルが転換線付近にきていて
ここから上昇トレンドへの転換が期待されますが、
トレンドが明確にない状態では転換線の効きも弱いのが現状です。
■各市場の動き
日経:15,521.22 -92.03 26日
NYダウ(ドル) :17,076.87 +75.65 25日
ドル/円:103.87 – .90 -0.25円高 26日