2014年8月27日の東京株式市場は小幅反発しました。
終値は前日比13円60銭(0.1%)高の1万5534円82銭でした。
米国経済指標の好調な動きを受け、米国市場は堅調な動きでした。
米ダウ工業株30種平均は続伸、
S&P500種株価指数も史上初
終値ベースで2000に乗せた歴史的な日になりました。
ヨーロッパの株価指数も上昇するなど、
欧米市場の堅調な動きを受け、朝方から日本株には買いが先行しました。
買いが先行した後は、方向感に欠いた動きで55円まで下げる
場面もありましたが、ファストリーやソフトバンクなど
値かさ株の寄与度が大きくて辛うじて上昇しました。
実際に上げるといえるほどの上昇にはつながっていません。
資金の性格的は短期の資金が頻繁に売り買いを繰り返す様子で
値動きが軽く、手がけやすい中・小型株に商いは集中しています。
中・長期資金が本気で入ってきてない状況は続いているので、
今の持ち合いを抜け出すには材料不足だという印象が否めません。
保有株はじっくり利益を伸ばす、損切りは少し深めに入れて
ゆったりと構える今までのスタンスを続けましょう。
東証1部の売買代金は概算で1兆6235億円と
活況の目安とされる2兆円を13日続けて下回りました。
売買高は20億5155万株で、東証1部の値上がり銘柄数は946、
値下がり銘柄数は697、変わらずは170でした。
テクニカル的には先週末に続く持ち合いから
抜け出すところか、形としては下降の形になりました。
ボリンジャーバンドの1σと一目均衡表の転換線に
挟まれた形で、一目が生きるなら明日以降の反発を確認したいところです。
■各市場の動き
日経:15,534.82 +13.60 27日
NYダウ(ドル) :17,106.70 +29.83 26日 16:33
ドル/円:103.92 – .94 +0.04円安 27日