2014年8月28日の東京株式市場は反落しました。
終値は前日比74円96銭(0.48%)安の1万5459円86銭でした。
市場全体が材料難でなっている中、上も下も動きづらい状況でした。
米国市場はまちまちで、
米ダウ工業株30種平均は小幅ながら15.31ドル高の17122.01、
ナスダックは1.02ポイント安の4569.62で取引を終了しました。
為替市場で一週間ぶりの円高値である103円台で推移することが
嫌気され、目先の利益を確定する動きが優勢でした。
また、明日発表される7月の全国消費者物価指数や完全失業率など
主な経済指標の様子を見極めたい心理も働き、
様子見ムードが強くなりました。
株価指数先物売りに下げ幅を拡大し下げ幅が100円を
越える場面もありましたが、
下値では積極的に売りこむ動きも乏しく、
下げ幅を縮小させながら引けました。
資金は相変わらず材料物色ムードが強く
何かしら話題が豊富な建設業などが物色される動きが続いています。
明日も週末要因を交えて積極的に買いを入れづらい状況を考えると
しばらくは振動幅の小さい、上下繰り返し、持ち合いが続きそうです。
東証1部の売買代金は昨日と同水準の概算で1兆6316億円で、
2兆円を14営業日連続下回りました。
売買高は20億3049万株で東証1部の値下がり銘柄数は957、
値上がり銘柄数は717、変わらずは144でした。
テクニカル的には再び15,500円を割り込み、
7月末ー8月初旬に続き、2回目のダマシを準備する形になりました。
明日も下落すると、下落が加速しながらダマシを確定させることになります。
金曜日の週末要因を考えるとポジションを軽くする動きは
予想され、下げる要因は十分に揃っているところです。
25日線の手前で止まって、一目の転換線で支えている
格好ですので、この支持要因がどれだけ働いてくれるかが
注目ポイントですね。
■各市場の動き
日経:15,459.86 -74.96 28日
NYダウ(ドル) 17,122.01 +15.31 27日
ドル/円:103.72 – .74 -0.18円高 28日