2014年9月2日の東京株式市場は大幅上昇しました。
終値は前日比192円(1.2%)高の1万5668円60銭でした。
1万5600円台にのせており、終値ベースでは1月23日以来
7ヶ月ぶりの高値につけました。
外国為替市場で円安・ドル高がさらに進行したこと、
3日予定されている内閣改造の前に、
政府の政策、いわゆるアベノミクスを期待した断続的な買いが
大幅上昇を牽引しました。
久しぶりに大幅上昇をみせましたが、
継続するためには
①内閣改造が外国人投資家の買いを誘うほどの内容であること
②105円近くまで進んだ円安基調が継続できるか
③週末に控えている雇用統計の結果によって米国が堅調な動きを続ける
ことが大きな前提になると判断しています。
大幅続伸と共に大型株が積極的に買われるなか
個別の中小型株を物色する動きも依然強く
東証2部指数が15連勝して続伸していることが
その事実を物語っています。
押し目買いで拾った銘柄に関しては保持で利益を伸ばす、
すでに高値にあると判断する場合も、出遅れの株を物色する
動きが必要になります。
東証1部の売買代金は概算で1兆9744億円で
相場活況の目安とされる2兆円は17日続けて下回りましたが、
8月8日以来の大きさで、出来高を伴う上昇につながりそうな動きです。
売買高は24億4232万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1245、
値下がり銘柄数は467、変わらずは107でした。
テクニカル的には15,500円台を一気にぬけ上昇、
7月31日のキャンドルに並ぶ形で高値挑戦に動きました。
25日線は完全に抜け切り、
一目では転換線も抜けてきました。
8月8日と9月1日で安値を切上げる形になりましたので、
7月31日の高値も超えて、高値切上げ成立を見たいところですね。
■各市場の動き
日経:15,668.60 +192.00 2日
NYダウ(ドル) 17,098.45 +18.88 29日
ドル/円:104.81 – .84 +0.67円安 2日