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2014年9月12日日経概況

2014年9月12日の東京株式市場は5日続伸しました。

終値は前日比39円09銭(0.25%)高い1万5948円29銭でした。

 

1月8日以来の高値で引けており、

上昇のトレンドを強めています。

しかし、次の目標として認識されちる1万6000円台を

目の前にすると上値が重くなり、抵抗にあいました。

米国株式市場はまちまちで、ダウ平均は19.71ドル安の17049.00、

ナスダックは5.28ポイント高の4591.81で引けました。

オバマ大統領のIS(イスラム国)への空爆拡大の発表、

ロシアへの制裁強化などの地政学的リスクを増幅させるニュースが流れましたが、

影響は限定的で引けにかけて値を戻しています。

 

方向感の見えない欧米市場の流れを受け、

日本の市場は朝方安く始まりましたが、

円安基調を維持する為替相場の流れを素直に受け入れ、

上昇に転じました。

 

1万6,000円台に近づいていくと

5日続伸による利益確定、3連休を控えてのポジションの調整などが

入り上値が重くなりましたが、諸要因を考慮しても上昇でひけているのは

日経の地合がよい方向に固まっていることを伺わせます。

 

来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)や

スコットランドの独立の是非を問う住民投票など重要な予定が控えているため

様子見ムードが広がりやすい環境ではありますが、

円相場がこの基調を維持すると、

来週の早いうちには1万6000円台にのせてくることも考えられます。

 

東証1部の売買代金は概算で3兆1194億円で、

特別清算指数(SQ)算出日である特殊要因を除いても

2兆円を超えてきました。

売買高を伴う上昇なので、好ましい動きであることには間違いありません。

売買高は27億4729万株で、東証1部の値上がり銘柄数は765、

値下がり銘柄数は913、変わらずは147でした。

 

テクニカル的には空をあけたキャンドルをさらに引き上げる上昇の形、

3連休を控えての週末の動きとしては強い形と言えます。

ボリンジャーバンドの向きは上向きになり2σを押し上げる形で

上昇するので、トレンドは継続している動きです。

5日続伸したことでサイコロジカルラインは過熱を表す75に向かっていますが、

底値は堅いので、調整をこなしながらあがっていく動きだと思っていいでしょう。

 

トレンドが発生した面白い一週間になりました。

3連休が待っていますので、たまには相場のことも忘れて思いっきり楽しんでください。

よい週末を。

 

■各市場の動き

日経:15,948.29 +39.09 12日

NYダウ(ドル) :17,049.00 -19.71 11日

ドル/円:107.14 – .16 +0.28円安 12日

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