2014年10月7日の東京株式市場は反落しました。
終値は前日比107円12銭(0.67%)安の1万5783円83銭でした。
米国市場が下落、ダウ平均は17.78ドル安の16991.91ドル、
ナスダック指数は20.82ポイント安の4454.80ポイントで取引を終えました。
為替相場では、円安基調が一服して、円高に振れました。
米国市場と為替相場の動きを反映して
日経は売りが先行して始まりました。
日銀はきょうまで開いた金融政策決定会合で、
金融政策の現状維持を全員一致で決定、
下げ幅が鈍る場面もありましたが、
為替相場の円高傾向が強まると、下げ幅を拡大、
安値付近で取引を終えました。
また、取引時間外で開かれた
黒田東彦総裁の会見で量的緩和について、
期限を2年に限定してはいない点をあらためて強調しました。
足元の急速な円安については、日本経済にプラスとの見方を繰り返したものの、
安部首相の発言により円安のデメリットが強調されてしまい、
円高に振れることになりました。
東証1部の売買代金は概算で2兆130億円で、
2兆円を超えてきました。
売買高は21億1194万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1347、
値上がり銘柄数は400、変わらずは83でした。
テクニカル的に考えると大きな材料になるものがなく、
方向感を失った日経は
先週から一レンジ下げた位置で、25日線を挟んでの攻防を続けています。
一目では基準線を下回ることで、上雲の上のへんまでは調整してくる
可能性がある形をしています。
■各市場の動き
日経:15,783.83 -107.12 7日 大引
NYダウ(ドル) :16,991.91 -17.78 6日
ドル/円:108.69 – .72 -0.73円高 7日