2014年10月14日の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は連休前比364円04銭(2.38%)安い1万4936円51銭でした。
8月8日以来の1万5000円割れです。
日本市場が休む連休中、
世界経済の先行き不透明感や、
エボラ出血熱の感染問題への懸念から
米国株が大幅な下落となりました。
また、横ばいだった円・ドル相場も急激に円高方向に動き、
外国為替市場で円相場が一時1ドル=106円台まで上昇しました。
米国株の大幅安や、ドル・円相場で円高進行していたことをそのまま受け継ぎ、
朝から売りが先行しました。
東証1部の約9割が下落する全面安の相場となり、
下げ幅は一時約380円を超える場面までありました。
その後も節目を拾うような動きもあまり見られず、
364円安値少し値を戻したくらいのレベルで引けました。
全面安で9割以上が下落する中で
買いで利益を上げるのは中々難しい状況にいるので、
下げ相場での利益を追求策に徹底することが得策でしょう。
1万5000円を割ったことで、
そろそろ自立反発を一回ほど演出するタイミングではありますが、
現在の状況から考えると、急激に戻すには
相当な材料がない限りは無理があります。
東証1部の売買代金は2兆6864億円で連日で2兆円を超えていますが、
市場環境の改善を促すような活況ぶりではありません。
売買高は27億5132万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1672と、
全体の9割強が下落となりました。
値上がりは131、変わらずは29でした。
テクニカル的には一回反発が予想されていた200日移動平均線の
1万5121円を軽くぬき、空をあけて始まりそのまま強く下げる陰線を形成、
RSIは売られ過ぎを示す20に22.43の水準まで近づいてきています。
RSIが20を下回わったのは2014年2月4日の19.65が最後で
その際の安値が1万4008円でした。
2月のRSI19.65をスタートとして、その後は4ヶ月間は下落傾向を続けたので、
今回の下落もそう簡単に回復することは難しいと判断されます。
以上のことを添付のチャートで確認してください。