2014年10月16日の東京株式市場は大幅反落しました。
終値は前日比335円14銭(2.22%)安の1万4738円38銭でした。
5月30日(1万4632円38銭)以来およそ
5カ月ぶりの安値で取引を完了しました。
米国市場では前日発表された米経済指標が軒並み
市場予想を下回り、大幅に下落しました。
NYダウが前日比173.45ドル安の1万6141.74ドルと5日続落、
ナスダック総合指数は11.853ポイント安の4215.318ポイントと
反落して取引を終了しました。
為替相場では急激な円高が進み、1ドル105円まで進みました。
米国市場と円相場の流れをそのまま引きつき、
朝から全面安の展開となり、午後は一時期、黒田さんの発言で
値を戻す場面もありましたが、
押し目を拾うところもまともに見せずに、
安く引けました。
輸出関連株を中心とした為替関連株に売りがふくらみ、
ホンダは年初来安値を更新するなど冴えない動きか続いています。
当分上値を回復するには相当な力必要な模様ですが、
売買高がまだ2兆円台で、相場全体がパニックに落ちいているとも
思えない安定さなので、時間をかけながら回復に向かうことになると想定されます。
上げで仕掛けても中々利益は取れない上に、少し上げたところで
戻り待ちの売りを浴びせられる可能性があるので、
慎重に取り組む必要があります。
東証1部の売買代金は概算で2兆7647億円、
売買高は30億3750万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は全銘柄の約95%にあたる1737、
値上がり銘柄数は83、変わらずは12でした。
テクニカル的には8月8日の安値も割り込み
長期的な上昇トレンドにもあやふやな雰囲気になってきました。
2013年12月より2014年2月まで14%下落ことを考慮し、
前回の下げを踏襲するなら下げ余地がまだ残っています。
■各市場の動き
日経:14,738.38 -335.14 16日
NYダウ(ドル): 16,141.74 -173.45 15日
ドル/円:106.06 – .10 -1.16円高 16日