2014年10月22日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前日比391円49銭(2.64%)高い1万5195円77銭でした。
ほぼ本日の高値でぬけたことで、直近の持ち合いを抜け出し、
しばらくの戻りトレンドが発生した可能性があります。
直近乱高下を続けていた反動と
欧米の株式市場が堅調だったことに加えて、
為替市場では円安の方向に触れたことで、
朝から買いが先行しました。
300円強あげた後は、早速利益確定の動きが出て
上げ幅を縮小させる動きもありましたが、
引けにかけて先物主導で本日の高値でひけました。
大きく上げ下げを売り返す乱高下の相場模様ですが、
ここ一週間の持ち合いを少し抜け出した形になっています。
まだ明確なトレンドを形成するには材料不足で、
戻り基調に加えて、本格化する企業の業績発表が
固い数字で並ぶと上昇基調を回復するのがポイントになります。
東証1部の売買代金は概算で2兆805億円で、
2兆円以上の日が続いています。
売買高は21億3204万株で、
東証1部の値上がり銘柄数は全体の95%にあたる1742、
値下がり銘柄数は73、変わらずは18でした。
テクニカル的には今日の上昇で、
頭を抑えていた200日線を抜け出しています。
次のポイントは10月9日-10日、10月10日―14日にあいた
連続のギャップ(窓)を埋められるかになります。
投資戦略は、空売りの玉組は少し軽くし、
買いのチャンスが到来しているものには少しずつ戻しをためす
買いを入れましょう。
但し、決算の発表スケジュールは確認してから入ることを
忘れないでください。
■各市場の動き
日経:15,195.77 +391.49 22日
NYダウ(ドル) :16,614.81 +215.14 21日
ドル/円:106.86 – .90 +0.30円安 22日