2014年10月28日の東京株式市場は3日ぶりに反落しました。
終値は前日比58円81銭(0.38%)安の1万5329円91銭でした。
戻りからちょうど調整が一回くらい入るようなタイミングと固いで、
素直に現れました。
NY市場は上昇で、ダウ30平均は12.53ドル高の16817.94、
ナスダックは2.22ポイント高の4485.93で引けました。
為替相場はまちまちな動きで、材料になるようなものはない状況で、
日経は25円安くスタートしました。
28日から予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)
などの重要行事を控えて、様子見ムードが強く、
直近の急激な戻りの反動で、目先の利益を確定する動きも
強く働きました。
一時100円を超える下落幅を記録しましたが、
引けにかけてはポジションのバランスをとる動きだと想定される買いが入り
下げ渋りました。
今後の動きとしては、今週末までは上値の思い動きが続いた後、
半値戻しから調整が終わると再度上昇に挑む相場が来週以降続くと
判断しています。
業績が思ったほど上ぶれる様子が少ないので、
(一例で最高益が期待されていたホンダは純利益2%減の実績を
提出して投資家たちの評価を待っている状況です)
決算間近な銘柄に関する
投資はさらに慎重に挑む必要があります。
東証1部の売買代金は概算で1兆6956億円と低調な動きが続き
2兆円を4営業日連続で下回っています。
売買高は18億7442万株で
東証1部の値下がり銘柄数は1033と、全体の56%、
値上がりは639、変わらずは160銘柄でした。
テクニカル的には日経平均株価の9月25日の16,374円から
17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落に対する
下げ幅の半値戻しである15,451円を昨日で達成しました。
(添付の日経225フィボナッチ分析チャート参照)
半値戻しの達成に伴い、しばらくはこの水準を抜け出すための
エネルギー蓄積として上値を抑えられることも考えられます。
■各市場の動き
日経:15,329.91 -58.81 28日
NYダウ(ドル) :16,817.94 +12.53 27日
ドル/円:107.83 – .86 -0.19円高 28日