2014年10月29日の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比224円00銭(1.46%)高の1万5553円91銭でした。
10月8日以来、3週間ぶりに1万5500円台を回復して来ました。
前日の欧米株式市場は全般的に堅調な動きで
NY市場はダウ30平均が187.81ドル高で17005.75、
大幅な続伸でした。ナスダックも78.36ポイント高の4564.29で
取引を終え、堅調な動きを続けました。
米ダウが1万7000ドル台を回復した流れを受け、
122円高でスタートしました。
後場寄り直後に1万5600円台に近づく場面もありましたが、
日本時間30日未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の
結果発表を控えていることが意識され、
上値が重くなり、224円高で引けました。
本日の上昇で目を引くところは
2兆円を1週間ぶりに超える活況で、
投資家心理が改善してきたことです。
調整局面を思ったより早くぬけてきましたが、
テクニカル的には(後術のテクニカルパート参照)
微妙なところで止まっているので、
警戒は必要です。
東証1部の売買代金は概算で2兆1006億円で、
1週間ぶりの2兆円超え、商いを伴う望ましい上昇の形になってきました。
売買高は21億8717万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1546、
値下がりは225、変わらずは59でした。
全体銘柄の8割が上昇してきました。
テクニカル的には日経平均株価の9月25日の16,374円から
17日安値の14,529円まで1,845円幅の下落に対する
下げ幅の半値戻しである15,451円を達成してから、
1日の調整、今日でその線を超えてきました。
25日線と75日線がデッドクロスするところで止まっており、
一目でみても上雲の下にぶつかって分岐点に立っている
チャート模様です。
ここからの急落には十分注意が必要です。
■各市場の動き
日経:15,553.91 +224.00 29日
NYダウ(ドル) :17,005.75 +187.81 28日
ドル/円:108.07 – .10 +0.24円安 29日