2014年11月06日の東京株式市場は6日ぶりに反落しました。
終値は前日比144円84銭(0.86%)安の1万6792円48銭でした。
昨日の解説通り、利益確定のタイミングにきているものが
現れた、当然の動きといえます。
NY市場はまちまち。
ダウ平均は100.69ドル高の17484.53、
S&P500は11.47高の2023.57と
両方とも終値で過去最高値を更新して来ましたが、
ナスダックは2.91ポイント安の4620.72で終了しています。
過去最高値を更新した動きを好感して、
朝方は上げて始まり、100以上上昇する場面もありましたが、
午後から相場が荒れる展開でした。
一次115円まで進んだ流れを受けてあげる、
先物に仕掛け的な売りが出て下げ幅を200以上に広げる場面が見られたりと、
急速な上げからくる調整の悩みが鮮明になった一日でした。
利益確定のサインが出ている銘柄に関しては
出硬く利益を取るタイミングでした。
ここから望ましい形は、明日までは週末要因で調整して、
押し目を作った後、転換してあげてくれることですが、
トレンドが強い時は、反転も急激に来ることがよくあるので、
再度入るには悩ましいタイミングに来ています。
確定した利益で短い転換でも買い向かう心得でいたいところです。
東証1部の売買代金は概算で3兆2452億円で、
相変わらず3挑円を超える活況ぶり、
売買高は31億8648万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は345、変わらずは70で、
値下がり銘柄数が全体の77%にあたる1418に達しました。
テクニカル的には昨日のキャンドルを包む
持ち合いで、天井圏における典型的な荒れ相場を演出しています。
ここで10月31日に空けた空を空けずに下にぬけると
アイランドリバーサル状態になり、
当分相場の流れが調整に入ります。
しかし、相場はまだまだ強い状態なので、
明確なサイン以外は空売りを仕掛けるなどの動きは
控えた方がいいでしょう。
■各市場の動き
日経:16,792.48 -144.84 6日
NYダウ(ドル): 17,484.53 +100.69 5日
ドル/円:114.48 – .49 +0.07円安 6日