2014年11月18日の東京株式市場は大幅な反発になりました。
終値は前日比370円26銭(2.18%)高い1万7344円06銭でした。
昨日の大幅な反落から幅のある反発は予想されていましたが、
GDPショックによる下げ幅を一気に7割強戻して。
2営業日ぶりに1万7000円台を回復してきました。
前日の米国市場はまちまち、
NYダウ平均は13.01ドル高の17647.75、
ナスダックは17.54ポイント安の4671.00、
S&P500は1.50高の2041.32で、3営業日続伸し、
終値で過去最高値を更新してきました。
日経の外部環境を改善させたのはヨーロッパの方でした。
前日に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が
追加金融緩和を匂わせる姿勢を示したことで
ヨーロッパ株が小幅ではあるが、高く推移したこと、
円安基調の強まりなどで朝から200を超える上昇幅を見せました。
その後も始値のレベルを下回ることなく、高値圏で引けました。
日経はまだ先高観が強いということをこの2日間でみせつけた
形になりました。
現在の注目ポイントは今夜発表された
消費再増税の1年半延期と衆院の解散・総選挙の表明です。
アノマリーとしては、解散後は数日間株高が続くといわれているので、
この数日間を無事に引き上げていくと
年末の大きな相場も期待できそうです。
しかし、明確なトレンドが出る前までは昨日と今日のような乱高下に
注意したいところです。
東証1部の売買代金は概算で2兆5331億円で、
相変わらず2兆円を超える活況が続いています。
売買高は25億6268万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1675と
9割超が上げました。
好ましい動きになったというのは、引けにかけて値上がり銘柄が増えたことです。
値下がり銘柄数は121、変わらずは38でした。
テクニカル的には昨日の終値から、200円を上げて始まりましたが、
キャンドルの形は持ち合い、
昨日と先週末の高値を明日から始まる解散後相場でぬけてくることを期待します。
売りの方に需給が偏っていることを示しています。
MACDがSIGNALを割り込むデッドクロスの直前で切り返し、
平行線で走っています。
■各市場の動き
日経:17,344.06 +370.26 18日
NYダウ(ドル) :17,647.75 +13.01 17日
ドル/円:116.91 – .94 +0.97円安 18日