2014年11月25日の東京株式市場は3日続伸になりました。
終値は前週末比50円11銭(0.29%)高の1万7407円62銭でした。
世界的造成されている金融緩和傾向を好感して
買いが入ったと分析されます。
相場の上昇を支えたのは2つの要因です。
1.中国人民銀行の利下げで、
1年物貸し出し基準金利は0.4%・ポイント引き下げられ5.6%へ、
1年物預金金利は0.25%・ポイント引き下げられ2.75%になります。
この影響が大きいのはこの利下げが市場が予想しなかったことです。
2. 欧州中央銀行(ECB)が近い将来に量的緩和を強化する観測が
広がったことが次の要因です。
先週末の中国の利下げとECBによる追加緩和期待を
追い風に米国株式相場は上昇。
NYダウ平均は7.84ドル高の17817.90、
ナスダックは41.92ポイント高の4754.89で引けました。
日本市場は堅調な欧米の動きを引き継ぎ
高く始まりましたが、取引開始直後が最も高く、
その後は小高い水準でのもみ合いになりました。
上昇はしたものの終わってみると陰線引き、
先週から続いている持ち合い範囲の中では抜け出せてない状態です。
これからの動きは節目と認識されている1万7,500円を
突破してくるかが試されることになります。
持ち合いの範囲にあるものの安値は少しずつでも
きりあがっているので、先高観に変更はありません。
今週は上値を抑えている節目1万7,500円を
突破する動きを期待して、調整を挟みながら
上昇すると予想されます。
東証1部の売買代金は概算で2兆8860億円で、
先週より増加傾向になりました。
売買高は27億1696万株、東証1部の値上がり銘柄数は1090(全体の6割ほど)
値下がりは624、変わらずは121でした。
テクニカル的には陰線引きではあるが、
前日より空をあけて始まる上昇、
キャンドルの形も上昇になりました。
終値でボリンジャーバンドの1σを割って入ってきてないことから
トレンドの継続という判断に変更はありません。
先週末の解説通り、しっかりトレンド転換してくる
銘柄を物色して、積極性を発揮するタイミングです。
■各市場の動き
日経:17,407.62 +50.11 25日
NYダウ(ドル): 17,817.90 +7.84 24日
ドル/円:117.95 – .98 +0.39円安 25日