2014年12月12日の
東京株式市場は4日ぶりに反発しました。
終値は前日比114円18銭(0.66%)高の1万7371円58銭でした。
4日に及ぶ日柄調整の後、週末の選挙を見越しての
仕込みが多くなったとみられます。
欧米市場はまちまちの動きでした。
ロンドン株式市場は下落で、FT100種総合株価指数が
38.34ポイント(0.59%)安の6461.70と4日続落しました。
米国市場は上昇で、NYダウ平均は63.19ドル高の17596.34、
ナスダックは24.14ポイント高の4708.16で取引を終えました。
日経は米国市場上昇の流れと、
自民党圧勝が確実にされる選挙の後を備えての
上昇期待で上げてスタートしました。
午後には、この日の高値となる1万7526円19銭
(前日比268円79銭高)まで上昇する場面も見られましたが、
利益確定の動きに押され、引けにかけて上昇相場を縮小させました。
来週からの展望は
選挙結果に大きな異変はみられない可能性が高く、
先高観を強める流れになっていくでしょう。
注意することは来週は
15日が日銀短観、16-17日がFOMC(米連邦公開市場委員会)、
18-19日は日銀金融政策決定会合など重要イベントが続いているため、
その動きを折り込みながら下値を固める動きが予想されることです。
東証1部の売買代金は概算で3兆6314億円で
11月4日以来、5週半ぶりの多さになりました。
売買高は31億644万株で、こたらもほぼ1カ月ぶりの多さでした。
東証1部の値上がり銘柄は786、値下がりは934、
変わらずは129でした。
年末高観が強まる中、テクニカル的に注意するポイントは
本日をトレンド転換として捉えた場合、
1万8,000円まで再び進んだ後は
ダブルトップを形成しながら、抵抗に会い
反落する可能性があることです。
今週もお疲れ様でした。
ゆっくり休んでまた来週お会いしましょう。
■各市場の動き
日経:17,371.58 +114.18 12日
NYダウ(ドル) :17,596.34 +63.19 11日
ドル/円:118.85 – .88 +0.92円安 12日