2014年12月15日の
東京株式市場は下落しました。
終値は前週末比272円18銭(1.57%)安の1万7099円40銭でした。
前週末の米株大幅安を引き継ぐ大きな調整になりました。
米国の株安を牽引しているのは原油安の動きです。
原油安がさらに進み、1バレル60ドルを割り込んだ事で、
エネルギー関連株を中心に売りが広がり、
全面安の様子になりました。
NYダウ平均は315.51ドル安の17280.83、
ナスダックは54.56ポイント安の4653.60で引けました。
日本市場は週末行われた選衆院選で、
自・公連立の与党が3分の2を超える議席を確保する圧勝となり、
引き続き先高観が強くありますが、
市場ではすでに折り込み状態で、米国株安の動きを引き継ぐ形になりました。
一時は300円を超える下落の場面もみられましたが、
下値では押し目を拾う動きが広がり、
200円台の下げ幅に戻してひけました。
引き続き、国内は先高観が優勢ですが、
米国市場の状況、ルーブルの下落、ギリシア問題など、
市場に大きな影響を与えかねない材料が山積する中、
一人だけ勝ち抜くことは中々難しい状況です。
下げが早かった分、反発の際は急激な動きも予想されるので、
反発の確認もせずに勢いだけで入っていく投資は
控える方が賢明でしょう。
今週の日程は
15日が日銀短観(済み):
大企業建設業の業況判断指数(DI)が40と前回9月調査から4ポイント改善し、
1992年2月以来の高水準に -日経新聞
16-17日がFOMC(米連邦公開市場委員会)、
18-19日は日銀金融政策決定会合など重要イベントが続いているため、
その動きを折り込みながら下値を固める動きが予想されることです。
東証1部の売買代金は概算で2兆2602億円で、
2週弱ぶりの少なさとなりました。
売買高は21億6718万株、東証1部の値下がり銘柄数は1328、
値上がりは439、変わらずは83でした。
■各市場の動き
日経:17,099.40 -272.18 15日
NYダウ(ドル): 17,280.83 -315.51 12日
ドル/円:118.35 – .38 -0.41円高 15日