2015年1月6日の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は前日比525円52銭(3.02%)安い1万6883円19銭でした。
2014年12月17日以来3週間ぶりに1万7,000台を割って、
下げ幅としては2月4日以来のほぼ1年ぶり(11ヶ月)の大きさでした。
下げの要因は主に外部環境の悪化によるものです。
①ギリシャのユーロ圏離脱観測が再度浮上したこと、
②原油下落の下落速度が日本株に必ずしもいい方向ばかりではなくなったことが
原因で欧州株が軒並み大幅な下落を余儀なくされました。
ロンドン市場は続落して、
FT100種総合株価指数は130.64ポイント(2.00%)安の6476.16
NY市場はより大きく、大幅安。
ダウ は331.34ドル(1.86%)安の1万7501.65ドル、
ナスダック総合指数は74.24ポイント(1.57%)安の4652.57、
S&P総合500種は37.62ポイント(1.83%)安の2020.58で
取引を終えました。
日経は軟調な欧米株や為替市場で進む円高・ドル安の流れを
素直に受け入れ、売りが先行して始まりました。
朝方にまとまった売りが先行して、
もみ合っていましたが、後場に入っては下げ幅を拡大して、
大引けに掛けて下げ幅がさらに広がった格好になりました。
11ヶ月ぶりの下げ幅になりましたが、
次の飛躍のための調整の続きだと考えることができます。
昨日の解説でも伝えた通り、まだ調整が入る余地は
残されていて、下値の目安としては
前回の安値と75日線の間にある
16,500-16,700円のレンジだと考えることができます。
市場が大きな調整を強いられている時は無理に利益をひねり出そうとしても
なかなか難しいので、自分が決めたトレンドになるまでは
じっくり構える姿勢が必要です。
東証1部の売買代金は概算で2兆5258億円で、
2014年12月24日以来、約2週間ぶりに2兆円を超えてきました。売買高は26億8841万株で、全業種が下落する中
東証1部の値下がり銘柄数は1771と全体の95%、
値上がり銘柄数は69、変わらずは19でした。
■各市場の動き
日経:16,883.19 -525.52 6日
NYダウ(ドル) 1:7,501.65 -331.34 5日 16:31
ドル/円:118.96 – .98 -1.42円高 6日