2015年1月21日の東京株式市場は反落しました。
終値は前日比85円82銭(0.49%)安の1万7280円48銭でした。
3日に渡る上昇で利益確定と様子見ムードが拮抗する相場でした。
前日の欧米株は上昇。
ロンドン株式市場は4営業日続伸して、
FT100種総合株価指数が34.57ポイント(0.52%)高の6620.10、
NY株式市場も上昇しました。
NYダウが前週末16日終値比3.66ドル高の1万7515.23ドル、
ナスダック総合株価指数は20.462ポイント高の4654.846ポイントで
取引きを修了しました。
日経は欧米の株高にもかかわらず、3日に渡って500円以上あげたことから
利益確定が広がると同時に、
今夜予定の欧州中央銀行(ECB)による量的金融緩和決定の結果を
見極めたいとの様子見ムードが広がり反落となりました。
日銀が金融政策の現状維持を決定した報を受けて
円相場が上昇したことを受け、180円以上下げる場面も見られましたが、
やはりECBに対する期待感が働き、押し目買いが入ることで引けにかけて
下げ幅を縮小させました。
3日に渡って3%以上あげてきたので、ある意味当然といえば
当然の利益を取る動きとして、市場を引きずり下ろすような動因は見られません。
日本時間22:30に予定されているECBの結果を受けてから
方向がはっきり決まりそうです。
基本は持ち合い相場なので、
まだポイントに到達してない保有銘柄はしっかり保持、
利益確定サインがでたらしっかりとって行きましょう。
来週以降は決算発表が始まります。
変動性の高い相場が予想されるので、不明確な銘柄に関しては
この時期においては退避しておくのも戦略でしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆3029億円で、
少しずつ商いを拡大させています。
売買高は21億8730万株、東証1部の値下がり銘柄数は1312、値上がりは466、
変わらずは83銘柄でした。
テクニカル的には25日線を挟んで方向を決めかねている
典型的な持ち合い相場でした。
先高感に変更はありませんが、今日の結果を反映して、
一回大きくぶれる可能性が高いです。
■各市場の動き
日経:17,280.48 -85.82 21日
NYダウ(ドル): 17,515.23 +3.66 20日
ドル/円:117.76 – .78 -0.48円高 21日