2015年1月22日の東京株式市場は小幅に続伸しました。
終値は前日比85円82銭(0.49%)安の1万7280円48銭でした。
続伸はしたものの欧州中央銀行(ECB)の理事会の結果発表を見極めたいと、
様子ムードが強く方向感のない展開でした。
朝方は前日の米國株高を引き継ぎ、上昇で始まりました。
前日の米国株式市場は上昇、
DOWは+39ドルの17,554ドル、
NASDAQ総合株価指数は+12.58ポイントの4,667.42ポイントで
取引を終了しました。
日本市場は米国市場の上昇を受け、買いが先行しましたが、
欧州中央銀行(ECB)の理事会の結果発表を控えての
様子見ムードが強い上、直近の上昇でひとまず利益を確保しておく
動きが広がる中、売り買いが交差する値動きが続きました。
投資家の迷いは強く、売買高も今年最低を記録しました。
しかし、下値を積極的に売り込む雰囲気ではなく、
日本株には先高感が強く残っているため、
押し目に達すると、押し目買いがしっかり入り
引けにかけてはしっかり引き締まって取引を終えました。
今夜の結果は誰にもわからないことですが、
市場の期待通り、ECBが量的緩和を決定する場合は
買い安心感が広がり、上昇トレンドを継続していくものだと
考えられます。
基本戦略は今までと変わらず、
保有しているものの利益最大化に主力すると同時に
本日の結果を見極めて、新たにサインが点灯したら
積極的に買っていくことが有効だと判断されます。
テクニカル的には持ち合いで、方向感のない形であるということに
変わりはありませんが、25日線を挟んで上下しながら
下値は切り下げないということから、
「下値を固める」と読むことができます。
東証1部の売買代金は概算で2兆507億円で、
売買高は19億7108万株と 今年最少でした。
値幅(高値と安値の差)も126円53銭で今年最小だったことから
方向感がないこともうなずけます。
東証1部の値上がり銘柄数は724、値下がりは988、
変わらずは149でした。
■各市場の動き
日経:17,329.02 +48.54 22日
NYダウ(ドル) :17,554.28 +39.05 21日
ドル/円:117.78 – .80 +0.13円安 22日