2015年1月27日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前日比299円78銭(1.72%)高の1万7768円30銭でした。
ギリシャ総選挙結果のリスクに対する懸念んが後退し、
欧米市場が持ち直した流れを素直に反映しました。
米株式市場は小反発しました。
ダウ工業株30種平均の終値は前週末比6ドル10セント(0.0%)高の
1万7678ドル70セント、
ナスダック総合株価指数は6営業日続伸で、
13.884ポイント(0.3%)高の4771.763で取引を終えました。
日経の上昇を牽引したのは3つの要因、
①欧米市場の落ち着いた動き
②海外市場でギリシャ情勢への警戒感が後退し、為替が円安方向に振れたこと
③安倍晋三首相が27日午後の衆院本会議で、
3本の矢の政策をさらに前に進めると発言したこと
この3つが相場を押し上げ、
引け前には300円の上げ幅に迫る場面もありました。
昨日説明したとおり、安値と高値を切り上げる展開で、
上昇トレンドの継続は疑う余地週のない形になりました。
ただし、テクニカル的にみると
空を開けながら上昇して、前回の高値(2014/12/29)と並ぶ形に
なっているので、短期的には一旦天井を迎えている可能性があります。
前回高値をさらに抜けて上にいくと強い相場の継続になりますが、
ここから短期的な調整に入る可能性があるチャート模様なので、
この位置からの積極的な買いには注意が必要です。
東証1部の売買代金は概算で2兆1951億円で、
商いが活発になってきました。
売買高は21億8681万株、東証1部の値上がり銘柄数は1506と、
全体の8割強を占める好ましい動きになっています。
東証1部の値下がりは267、変わらずは90銘柄でした。
■各市場の動き
日経:17,768.30 +299.78 27日
NYダウ(ドル) :17,678.70 +6.10 26日
ドル/円:118.13 – .16 -0.03円高 27日