2015年1月15日の東京株式市場は大幅に反発しました。
終値は前日比312円74銭(1.86%)高の1万7108円70銭でした。
欧米株の続落にもかかわらず自律反発を見せる動きになりました。
市場の予想には反する動きでした。
14日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が4日続落、
終値は前日比186ドル59セント(1.1%)安の1万7427ドル09セントで
取引を終えました。
取引開始前に発表された12月の米小売売上高が
市場予想(前月比0.2%)よりも大きく減少した(0.9%減)ことを受け、
売りが先行しました。
取引時間中には下げ幅を約350ドルまで広げる場面もありましたが、
直近4日間の下げ幅が 480ドルに達したことなどで、
引けにかけては下げ渋りました。
軟調な欧米株の動きを受け、日経も方向感を欠く動きが予想されましたが、
直近の急激な調整と、
12月の量的緩和発表前の水準に近づいたことが意識される形で
自律反発になりました。
テクニカル的にみたら75日線まで調整して
反発するタイミングに来ていることを表しています。
今回のポイントは75日線と、12月のトレンド発生スタート時点、
2つの支持材料が揃った形になります。
今後の戦略は、本日の反発を積極的に買う材料としては判断せず、
週末要因が絡んでいる明日でも今日の高値を抜けることで
短期のトレンドが転換したかを確認することです。
トレンド転換の確認、来週からの転換したもの、
押し目に達した銘柄を中心に積極的に入っていくという
動きが望まれる相場です。
東証1部の売買代金は概算で2兆3303億円、
売買高は25億605万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1513、値下がり銘柄数は265、
変わらず82でした。
■各市場の動き
日経:17,108.70 +312.74 15日
NYダウ(ドル) :17,427.09 -186.59 14日
ドル/円:117.74 – .78 +0.66円安 15日