2015年2月3日の東京株式市場は大幅に続落しました。
終値は前日比222円19銭(1.27%)安の1万7335円85銭でした。
米国市場の動きを受けて、高く始まりましたが、
国債入札の内部要因が下げをリードしました。
米国市場は反発して、ダウ30種平均は196.09ドル高の17361.04、
ナスダックは41.45ポイント高の4676.69で取引を終了しました。
値下がりが続いた原油価格が原油先物相場で一時1バレル50ドル台を回復、
エネルギー関連株に業績改善されるとの期待で買いが入り
欧米株は上昇しました。
日本市場は欧米株の上昇を引き継ぎ、
反発するとの期待通り、90円を超える上げ幅で始まりました。
しかし、10年物国債の入札が不調だったことで、
債券先物相場が急落、リスクオフを急ぐ投資家たちの動きが
株式市場にも広がり下げに転じました。
下げ幅を300円近くにまで広げる動きも見られましたが、
引けにかけて、下げ幅を縮めながら取引を終えました。
テクニカル的に5日の短期移動平均線を割り込み、
短期下降貴重を作っており、
3つ目の天井を作る形になっています。
大きなチャートレベルでみる場合、高値を2回切り下げており、
25日移動平均線でネックラインが置かれて16922円付近まで
一気に調整する可能性も出てきました。
全体的にさげている中、決算期の特徴を反映して、
しっかり材料のあるものが物色される動きです。
調整に入っていて、そのスピードが速いので、
買い・売りのポイントに到達したものは迷わずに
片付ける「潔い」姿勢でいる必要があります。
東証1部の売買代金は概算で2兆6958億円で、商いはしっかり、
売買高は27億5819万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1454と、全体の約8割、
値上がり銘柄数は334、変わらずは74でした。
■各市場の動き
日経:17,335.85 -222.19 3日
NYダウ(ドル) :17,361.04 +196.09 2日
ドル/円:117.49 – .52 -0.09円高 3日