2015年2月5日の東京株式市場は反落しました。
終値は前日比174円12銭(0.98%)安の1万7504円62銭でした。
前日に大きくあげ、好材料がない中、目先の利益を取る
短期の動きが優先しました。
米国市場は は高安まちまちで方向感のない展開に。
DOWは+6ドルの17,673ドル、
NASDAQ総合指数は−11.04ポイントの4,716.70ポイントで
取引を終了しました。
原油安や先の見えないギリシャの情勢が影響しました。
ダウは小幅でありながら続伸はしたものの
引けにかけて引き締まったことが
日本市場にはマイナス材料になり反映されました。
外国為替市場でも円高が進み、午前の取引時間中に一時194円安まで
下げ幅を拡大する場面も見られましたが、
下値は固く守り、174円の下落程度で引けました。
また明日の夜発表される米国市場の雇用統計を控えて
様子見ムードが強いので、
目先の利益は確定しておきたい動きは当然といえば当然といえます。
しかし、企業業績は市場予想とおり良好で
売買代金も連日で年初来高を更新していることから
国内マーケットに大きく売り込むような不安要因は少ないと判断しています。
ただ、週末の米雇用統計を控えているので
上値を積極的に追うというムードになりにくいだけでしょう。
テクニカル的には日経225の25日移動平均線(17,338円)を
割り込まずに踏みとどまっており、支えとして働いていることが伺えます。
上にも下にも動きづらい状況では、市場も好決算を発表する
個別銘柄に買いが集中する動きを続けています。
当分は下値を固めながら上に向かっていう相場に
じっくり付き合っていくスタンスがいいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆8515億円と前述した通り、今年最大。
売買高は26億4540万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1174、
値上がりは570、変わらずは118でした。
■各市場の動き
日経:17,504.62 -174.12 5日
NYダウ(ドル) :17,673.02 +6.62 4日
ドル/円:117.27 – .32 -0.26円高 5日