2015年2月9日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前週末と比べ63円43銭(0.36%)高い1万7711円93銭でした。
円安に振れる為替市場の動きをうけて、高く始まりましたが、
上値が重く、抑えられる格好で引けました。
週末の米株式市場は雇用統計の結果を反映して反落しました。
雇用統計が市場予想を大きく超える結果になって
為替市場が円安の方向に、
株式市場では通常の場合はポジティブサプライズで働きますが、
量的緩和で利上げ観測が気になるこのタイミングでは
マイナス材料になりました。
6月に利上げが実行される可能性に対する思惑が広がり、
5日ぶりに反落しました。
日本市場は円安の流れを受け、大きくあげて始まりました。
150円高くまで上昇する場面も見られましたが、
上値は重く、5円高まで抑えられては
再び押し目買いが入る小動きになりました。
上値は重いものの、下値でもしっかり守ることで、
方向性の定まらない動きになっていますが、
これから上放れのトレンドになるには一段の材料が欲しいところです。
テクニカル的には上放れした陰線を形成、
5日、25日移動平均線の上にローソクが位置し、
下値を切り上げる傾向なので、
基本的なトレンド判断は上に向いていると考えていいでしょう。
トレンドがはっきり出ている相場ではないので、
今週は持ち合いが続くことも予想されます。
持ち合いの後、トレンド方向性は上放れの可能性があるので、
そちらに重きをおいて投資戦略を立てましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆1752億円で
先週より減ってきました。
売買高は20億755万株で、東証1部の値上がり銘柄数1211、
値下がりは539、変わらずは112でした。
■各市場の動き
日経:17,711.93 +63.43 9日
NYダウ(ドル) :17,824.29 -60.59 6日
ドル/円:118.60 – .62 +1.24円安 9日