2015年2月24日の東京株式市場は5日続伸しました。
終値は前日比136円56銭(0.74%)高の1万8603円48銭でした。
加熱感が出てきたことで、上値の重い展開になるとしていた
市場予想を見事に裏切り力強い上昇を続けました。
2000年5月以来約15年ぶりの高値を連日で更新しています。
また、5日続伸は2015年に入っては初めての記録です。
前日の米高株式市場はまちまち。
NYダウ30種平均は 前週末比23ドル60セント(0.1%)安の
1万8116ドル84セント、
ナスダック総合指数は9日続伸で、前週末比5.006ポイント(0.1%)高の
4960.972で取引を終了しました。
2000年3月 以来、15年高値を連日で更新しながら取引を終えました。
ダウに関しては、目先の利益をひとまず確定する動きに押されました。
日本市場は米国市場のまちまちな動きで方向感のない展開で朝方は進行、
利益確定に押されると同時に、
24日に FRBイエレン議長の議会証言を控え
様子見ムードが広がりました。
しかし、後場に入ると底値の固さが確認される動きを受け、
また日本企業の業績に対する先高観が優勢になり
上げ幅を拡大、本日の高値で引けました。
現在の相場は外部要因よりは日本の内部要因によって
リードされることから、力強さが際立つ動きになっています。
個人投資家が利益を確定して、次の出遅れセクターに向かう
循環物色が起きることもよい動きと分析できます。
テクニカル的な側面で本日は日足の一目均衡表をみて分析します。
1万8,000円台を固めてから、
強い相場を裏付けるように一目上では
雲上で推移する三役好転が成立しています。
気になるところは、三役好転してから時間が経っていること、
商いが薄くなって、ストキャスティックなどテクニカル指標では加熱感が
出始めていることから、一回調整が入る可能性はあるということです。
今後の戦略としては、次の物色先になりそうなセクター・市場を中心に
対象を選別することが必要でしょう。
スカイマークの行方などで業界再編が期待される空運セクター、
マザーズやジャスダックなど新興株に出遅れ感があり市場としては
これから注目してもいいでしょう。
東証1部の売買代金は2兆4553億円。売買高は23億2021万株で
商いは前日より薄くなっています。
東証1部の値上がり銘柄数は1051、値下がり銘柄数は683、
変わらずは128でした。
■各市場の動き
日経:18,603.48 +136.56 24日
NYダウ(ドル) :18,116.84 -23.60 23日
ドル/円:119.11 – .14 -0.09円高 24日