2015年2月26日の東京株式市場は反発しました。
終値は前日比200円59銭(1.08%)高の1万8785円79銭でした。
先高観を背景に継続的な買いが入り、15年ぶりの高値更新を続けました。
前日の米高株式市場はまちまち、
NYダウが小幅でありながら市場最高値を再び更新しました 。
NYダウ30種平均は 前日比15ドル38セント(0.1%)高の
1万8224ドル57セントで史上最高値を2日連続で更新、
売り買いが拮抗する方向感のない展開になりました。
ナスダック総合指数は11日ぶりの反落で 、前日比0.985ポイント(0.0%)安の4967.137で取引を終了しました。
小幅反落ではありますが、10日間続く加熱相場で、
利益確定を目的とした売りが優勢になりました。
日本市場は前日の反落から、先高観がまだまだ強く
買いが先行しました。
本日は先高観と上昇要因が相まって、
引けにかけてさらに伸びる強い相場を演出しました。
上昇の要因とは
1。ギリシャの情勢が落ち着くことで外部環境が改善
2。GS(ゴールドマン・サックス)がTOPIXの目標水準を引き上げることによって
外国投資家にポジティブな影響を与えること
3。企業の業績が期待通り、またはそれ以上のこと
4。国家公務員共済組合連合会が国内株式の比率を従来の3倍に増やすと発表するなど
機関投資家による材料仕込みが増えること
上記の4つと考えることができます。
後場に入ると、先物の買いも加わり、上昇の幅を引き上げました。
205円以上あげる場面が引けの直前に見られましたが、
少し落ち着きながら高値圏で引けました。
市場は「押し目待ちに押し目待ち」状態で、
小さい調整は挟むものの一方的に上げていく様子です。
ここからは呼吸の早い動きが必要になります。
利益確定の後、素早くトレンド転換をしてくるとすぐ上げていくので、
少し迷うだけでおいていかれることが頻発します。
また利益確定もタイミングを逃すとアッという間に
目減りしてくるので、サインがでたら早く行動するか、
長期だと決め込んでじっくり構えるかを
自分の中で確立しておく必要があります。
テクニカル的に見ると、ほとんどの指標が
過熱感を出してきていますが、
トレンドが強くなると指標というものは参考にならなくなることが
多いので、明確な転換が現れるまでは
強気で待つことも必要です。
すべての指標が加熱感満載でも上げていく意味では、
2012年11月13日を底に発生した第1アベノミックス相場に酷似しています。
このような相場では特に市場の強さを示すオシレーター系の指標が
参考にならなくなる傾向が強いということを覚えておきましょう。
東証1部の売買代金は2兆5089億円。売買高は23億9190万株で
商いも盛んになってきました。
東証1部の値上がり銘柄数は1286で全体の7割近くを占め
値下がりは435、変わらずは139銘柄でした。
■各市場の動き
日経: 18,785.79 +200.59 26日
NYダウ(ドル) : 18,224.57 +15.38 25日
ドル/円: 118.76 – .80 -0.06円高 26日