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2015年3月2日日経概況

2015年3月2日の東京株式市場は
小幅でありながら続伸しました。
終値は前週末比28円94銭(0.15%)高の1万8826円88銭でした。
先高観が強いなか、為替相場も円安に振れたことを反映しました。

前営業日の米高株式市場は冴えない動きでした。
NYダウ30種平均は 前日比81ドル72セント(0.4%)安の1万8132ドル70セント、
ナスダック総合指数は反発して 、前日比24.363ポイント(0.5%)安の4963.527
で取引を終了しました。
最高値更新が続くなか、週末要因を反映して、利益確定の動きが先行しましたが、
積極的に売り込むことは難しく、底値は固く守りました。

日本市場は好調な企業業績に基づく先高観や、為替相場で1ドル=119円まで
円安が進んだことで、買いが先行しました。
協力に押し上げるような材料が不足するなか、後場に入ると
円相場が落ち着き、上値では利益を確定する動きが広がり、
持ち合う動きのまま小幅上昇で取引を終えました。

今週末は米国雇用統計が控えていることから、
様子見の強い相場が今週は続くとみられます。
今週以降、一旦持ち合いのところを抜け出すと
今度は4月から始まる年度末決算発表に向けて
仕込みが入ってくることによってじわじわと安値を切り上げる展開に
なると判断しております。

全体が小動きで推移しているので、個別銘柄の物色が続くと思うので、
出遅れて株や材料のあるところを物色することが
短期の戦略としては適切でしょう。

東証1部の売買代金は概算で2兆3340億円、
売買高は21億7028万株で、先週に比べて商いが大幅にへっています。
東証1部の値上がり銘柄数は899、値下がり銘柄数は832、
変わらずは128でした。

テクニカル的には連続で高値と安値を切り上げる陰線を形成、
いつか、そろそろなどのギリギリ感を残しながら
上昇トレンドを継続しています。
先週も説明しているように、トレンドが強い状態で続くと
テクニカル指標だけでは判断しづらくなるので、
心理的にみんなが利益確定に出るところを形で確認する必要があります。

■各市場の動き
日経: 18,826.88 +28.94 2日
NYダウ(ドル) : 18,132.70 -81.72 27日
ドル/円: 119.80 – .82 +0.52円安 2日

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