2015年3月19日の東京株式市場は 反落しました。
終値は前日比67円92銭(0.35%)安の1万9476円56銭でした。
短期的な過熱感が出てくる中で、
ドル安・円高が進むことで、目先の利益を確定する動きになりました。
上昇を継続しました。
前日の米国市場はFOMCの結果を受け、大きく反発。
直近ボラーティリティが高くなっています。
NYダウ30種平均は前日比227ドル11セント(1.3%)高の
1万8076ドル19セント、
ナスダック総合指数は続伸して
前日比45.392ポイント(0.9%)高の4982.827で取引を終えました。
全世界市場の注目を集めていた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は
FRBの利上げのペースが緩やかになるまたは、
利上げ開始が遅れるとの見方になる内容でした。
利上げ開始が遅れる観測はドル安につながり、
主要通貨に対してドルが下落しました。
日本市場は大型反発の米国市場の動きではなく
為替相場で広がる円高を材料として、
輸出関連株に利益確定が幅広く出ることで、下落して始まりました。
一時230円を超える上昇幅を見せる場面もありましたが、
下値ではしっかり押し目を拾う動きが待ち受けた結果、
値を戻して引けました。
短期的な過熱感が意識されていたので、
サインが出たものに関してはしっかり利益確定しましょう。
テクニカル的には下ひげの長い陰線を演出、
典型的な天井の姿とは少し異なる姿をみせています。
急ピッチの上昇、空を開ける日が増える、陽線の大きさが大きくなるなど
テクニカルだけでみると目先の天井になりそうな動きが続きました。
ここで出るのが上髭の長い陰線の場合、トレンド反転のサインとして捉えられますが、
商いを伴い(本日は3兆円近く)、下ひげが長いというのは
しっかり下値を拾う動きがあることを表しています。
安易に腕試しで空売りを仕掛けたりはしない方がいいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆9453億円、
SQ算出の 13日(4兆3072億円)を除けば、
2月27日(3兆72億円)以来の大きい商いなりました。
売買高は22億6673万株、
東証1部の値下がり銘柄数は1283、値上がり銘柄数は471、
変わらずは115でした。
■各市場の動き
日経: 19,476.56 -67.92 19日
NYダウ(ドル): 18,076.19 +227.11 18日
ドル/円: 120.45 – .48 -0.87円高 19日