2015年3月30日の
東京株式市場は 5日ぶりに反発しました。
終値は前週末比125円77銭(0.65%)高の1万9411円40銭でした。
大きな材料になるようなことはありませんでしたが、
先週末の米国株式市場が堅調だったことなどを受 け
買い安心感が広がりました。
先週末の米国市場は反発となりました。
NYダウ30種平均は前日比34ドル43セント(0.2%)高の
1万7712ドル66セント、
ナスダック総合指数も5日ぶりの反発で
前日比27.857ポイント(0.6%)高の4891.219で取引を終えました。
前日までの下落から自立反発の動きがあるのに加えて、
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演で、
FRBの利上げペースが緩やかになるとの見方が確認されたとの認識が
買いを誘いました。
日本の市場は新規の材料は少ない中、
米国市場の動きを引き継ぐ形で9円高で始まったとは
58円安まで下げた後は 103円高まで上昇するなど、
方向感の定まらない動きとなりました。
何しろ先週だけで460円以上さげていたので、
自立反発を期待してもいいタイミングにはきていました。
直近で下げがきつく、手遅れ感のあった内需株に
投資家の買いが向かっているので、
今週はこちらの内需型に旨味がある動きになるのではないでしょうか。
週末は雇用統計が控えていることから、
様子見ムードが強いことも予想されますが、
本日の動きからは底が固いという印象を受けるので、
徐々に下を固めながら、上向き目線というスタンスでいいでしょう。
テクニカル的には先週も木曜日に5日移動平均線を割り込んでから、
5日・25日移動平均線に挟まれた動きになりました。
フィボナッチも加えてみると、
78.6%まで押される位置に25日線も重なっているので、
もう一度調整があるなら、1万9,100円がやはり目安になる
可能性が高い形になっています。
東証1部の売買代金は概算で2兆3981億円、
売買高は21億220万株で商いは横ばい状態。
東証1部の値上がり銘柄数は979で全体の52%、
値下がりは789、変わらずは106でした。
東証1部の業種別騰落率上位には、
その他 金融業:+2.13%、食料品:+1.4%
ゴム製品:+1.04%、小売業:+1.02%、電気・ガス業:+1.01%などの
内需型株が並んでいます。
■各市場の動き
日経: 19,411.40 +125.77 30日
NYダウ(ドル): 17,712.66 +34.43 27日
ドル/円: 119.21 – .24 -0.22円高 30日