2015年4月6日の東京株式市場は反落ました。
終値は前週末比37円10銭(0.19%)安い1万9397円98銭でした。
金曜日発表された米国雇用統計が市場予想に
半分しかとどなかったことを受け、為替市場で円高が進み、
輸出企業を始めとする幅広い業種にかけて売りがひろがりました。
先週末の欧米市場はGood Friday(聖金曜日)で休場でした。
米労働省が週末の3日発表した3月の雇用統計は、
非農業部門の雇用者数が市場予想25万人に対して
前月比12万6000人増となり、
予想の半分程度にとどまりました。
市場が開く場合は、ダウの下落・ドル売りが広がる
状況でしたが、休場であったことで円高のみが進行しました。
日本市場は円高傾向を受け、輸出企業を中心に売りが広がり、
下げで始まり、193円の下げ幅まで進みました。
しかし、日本市場に対する先高観や
これから始まる年度末決算において、
日本企業の業績回復に期待する心理が強く、
下値ではしっかり押し目買いが入りました。
今週の日経は好業績が期待される決算をにらみつつ、
調整を挟みながら1万9,200円付近を下値の限度として
下を固めてから、徐々に上昇ムードを続く可能性が高いです。
テクニカル的には基準線と25 日線に戻った後は、
転換線付近で支えられる陽線を形成、
高値と安値は切り下げる下落の形を作ることで、
基準線付近までもう1度くらいの調整を挟む可能性はあります。
欧米市場が休場であったため、出かかりに材料が少ないことを反映して
市場には参加者が少ないまばらな様子で
東証1部の売買代金は1兆6776億円と、
2014年12月30日の大納会以来の低水準でした。
東証1部の売買高は15億9240万株、
東証1部の値下がり銘柄数は1122と全体の6割、
値上がりは606、変わらずは150でした。
■各市場の動き
日経: 19,397.98 -37.10 3日
NYダウ(ドル): 17,763.24 +65.06 2日
ドル/円: 118.95 – .98 -0.68円高 6日