2015年4月9日の東京株式市場は3日続伸ました。
終値は前日比147円91銭(0.75%)高の1万9937円72銭でした。
米国株が小幅続伸したことに加え、
年度末決算が近づくにつれ、好業績に対する期待が増幅し、
高値を切り上げながら上昇が加速しています。
前日の欧米市場は小幅に反発しました。
NYダウ30種平均は前日比27ドル09セント(0.2%)高の
1万7902ドル51セント、
ナスダック総合指数は幅のある反発で
前日比40.587ポイント(0.8%)高の4950.821で取引を終えました。
明確な材料がない中、
米国企業の決算発表を控えて、様子見ムードが広がりましたが
引けにかけて持ち高調整による買いが入りました。
日本市場は 米国市場の反発や
決算発表で期待される企業の業績改善を期待して
リスク資産を買う動きが広がることで、買いが先行しました。
買いが先行した後は大きな波乱要因を含まず、
2万円を伺う動きを継続して、上昇基調を続けました。
ファンダメンタル的な側面、テクニカル的な面、
どちらをみても先高観の強い相場が継続しています。
明日は週末を控える金曜日で、
目先の利益確定が広がる可能性はありますが、
下値がしっかりしていることを確認されると
買いがもう一度集まる動きを引けにかけて演出する可能性があります。
テクニカル的にはギャップ開けながら高値を継続して更新、
抵抗になりそうな線(直近高値3/23の1万9,778円)を
突破してからは上昇トレンドが続いています。
前回の上昇幅から前回の上昇幅から算出した上げ幅と、
そこにたどるまで想定される動きから考えると、
明日中でも15年ぶりの2万円台にのせてくる可能性は高いです。
(添付のチャートを参照)
達成感から出てくる売りを消化した後は、
前回の高値付近が支えになって再び上を目指す動きも
考えられるのはないでしょうか。
■各市場の動き
日経: 19,937.72 +147.91 9日
NYダウ(ドル) : 17,902.51 +27.09 8日
ドル/円: 120.29 – .30 +0.44円安 9日