2015年4月9日の
東京株式市場は反落しました。
終値は前日比30円09銭(0.15%)安の1万9907円63銭でした。
気持ちの悪い下落ではなく、
2万円台に突入した後、達成感から売りが膨らみ
4日ぶりに反落しました。
達成感による反落であるため、まだトレンドは続くと思っていいでしょう。
前日の欧米市場は続伸しました。
NYダウ30種平均は前日比56ドル22セント(0.3%)高の
1万7958ドル73セント、
ナスダック総合指数も続伸して
前日比23.744ポイント(0.5%)高の4974.565で取引を終えました。
欧州株高を背景に米国市場にも買いが広がりましたが、
決算発表を前に様子見ムードが強く、
積極的な買いは見られず小幅上昇になりました。
日本市場は 米国市場の続伸を背景、
朝方から買いが先行し、開始まもなく、
2000年4月以降となる2万円台乗せをみせました。
21世紀に入っては初めての大台乗せで市場には興奮が広がりましたが、
昨日の解説でも伝えたとおり、2万円という大台を達成したという
達成感から利益を取る売りがひろがりました。
しかし積極的に売り込む動きにはなりづらく、
下値は限定的で小幅反落することで場は引けました。
現在の雰囲気から考えると、2万円達成という達成感から
調整を挟むことはあるけど、
2万円は通過点に過ぎず、
上昇基調を続けていくと判断できます。
テクニカル的に月足を眺めると
2000年4月以降15年ぶり、21世紀初めて2万円タッチであり
市場にはポジティブなモードが広がっています。
2008年10月から続いた4年間の持ち合いを抜け出してからは
2年6ヶ月に渡って上昇中。
2003年4月から始まった4年2ヶ月の上昇トレンドが
今回も再現されるとしたら、
これからも2年弱の上昇モードは続くと考えられます。
(添付のチャートを参照してください)
http://www.tbladvisory.com/topics/20150410nikkei/
http://jp.advfn.com/blog/jjung/8536/20150410nikkei
今週もお疲れ様でした。
大台に乗せたことがあるということで、
歴史の現場にあるという自負心をもって
楽しい週末を過ごしてください。
また来週、元気な姿でお会いしましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆7469億円、
売買高は20億4579万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は751、
値下がりは969、変わらずは159でした。
■各市場の動き
日経: 19,907.63 -30.09 10日
NYダウ(ドル): 17,958.73 +56.22 9日
ドル/円: 120.30 – .32 +0.03円安 10日