2015年4月14日の東京株式市場は小幅反発しました。
終値は前日比3円22銭(0.02%)高の1万9908円68銭でした。
小幅高とはいうものの、前日に引き続き
方向感に欠ける展開で、決算をひかえての
様子見ムードが継続していることで、
決算の明確な方向性が見えるまでは持ち合う可能性が高くなっています。
前日の米国株式市場は反落しました。
NYダウ30種平均は前週末比80ドル61セント(0.4%)安の
1万7977ドル04セント、
ナスダック総合指数も反落して
前週末比7.729ポイント(0.2%)安の4988.249で取引を終えました。
2015年1~3月期の決算発表を控えて、
米国市場にも様子見ムードが広がり、
方向感に欠けた展開になりました。
午前には50ドル近く上げる場面から、
午後からは売りが優勢でこの日の安値圏で引けるなど
方向感のない展開が続きました。
少しの材料で反応しやすい市場になっているので、
米国市場でショート(空売り)を仕掛けたい方は
苦しまれる可能性があります、ほどほどに。
日本市場は内部的に参加者も少なく
材料に欠ける相場環境で、米国市場まで方向性を薄なうことで、
少ない市場参加者で右往左往する姿が明確な
「迷いの相場」でした。
米国市場の反落を嫌気して売りが先行して始まりましたが、
すぐ切り返し、プラス圏に浮上、
再び終値を挟んでの攻防が繰り広げられましたが、
終わってみれば申し訳程度の上昇引けとなりました
方向感はないものの、下落すれば日銀によるETF(上場投資信託)買いが
入るとの期待で再び買われるなど、
改めて日本株の底堅さを見せてくれた一日でもあります。
市場の先高観で買い安心感はまだ強いと考えられる中、
決定的に上に持っていく要因になってくれるものはやはり
今後本格化する主要企業の決算内容でしょう。
しばらく持ち合いという見方は変更なしで維持したいです。
テクニカル的には上昇はしたものの
ローソクの形は高値と安値を切り下げる下落、
2万円へのタッチを目先の天井として、
一旦調整に入る形になっています。
本格的な暴落を意味するのではなく
「調整」の範囲だと考えられますので、
慌ててあれこれ手を出すよりはじっくり待つスタンスで
持っていくのがよいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆111億円、
売買高は17億3332万株で1週間ぶりの低い商いだった
前日よりも減っています。
東証1部の値上がり銘柄数は1279と、全体の7割近く、
値下がりは475、変わらずは126銘柄でした。
■各市場の動き
日経: 19,908.68 +3.22 14日
NYダウ(ドル) : 17,977.04 -80.61 13日
ドル/円: 119.62 – .64 -1.01円高 14日