2015年4月20日の
東京株式市場は続落しました。
終値は前週末比18円39銭(0.09%)安い1万9634円49銭でした。
米國市場の軟調な動きや、信用取引に関する中国発の材料が
受給関係の悪化懸念より下げをリードしてきました。
ギリシャ情勢に対する警戒感から、円んがドルやユーロに対して
高く維持した円高の流れも下げを主導しましたが、
底値は固く維持しています。
先週末の米国株式市場は大きな続落になりました。
NYダウ30種平均は続落して、
前日比279ドル47セント(1.5%)安の
1万7826ドル30セント、
ナスダック総合指数も続落して
前日比75.976ポイント(1.5%)安の4931.815で取引を終えました。
ダウの下げ幅は3月25日以来1カ月ぶりの大きさでした。
信用取引規制をめぐって、中国株の需給不安や
ギリシャの情勢が影を落としました。
日本市場は軟調な欧米市場の影響と、
円高基調の進行によって、先週末より大きくさげてスタートしました。
下げ幅が大きかったことや、中国株が上昇に転じるなどの
外部環境の変化によって下値ではしっかり
押し目が入り、底固く維持しました。
これから本格化する3 月年度末決算発表を控えて
様子見ムードが強く、今週も調整が続いた後は
業績結果を反映しながら上げる動きに戻ると判断しています。
一つ気になるのは、NY市場が天井から下がる動きになっているところです。
テクニカル的には空をあけて始まって、
先週末の終値に近づいて引ける陽線を形成。
下では基準線に支えられ、25日線にまたがった状態で引けています。
トレンド発生した時点から確認すると
トレンドが発生した時の特徴でボリンジャーバンドの
2σから1σの間で推移しながら、上昇していきました。
下値では基準線か転換線で支えられる形で、
今までの動きが続くなら、本日は基準線で支えられており、
反発の目安になっています。
東証1部の売買代金は概算で2兆3350億円、
売買高は20億8443万株でした。
様子見ムードが強く大きい商いは期待薄な状態が続いています。
東証1部の値上がり銘柄数は 398、
値下がりは同7割強の1374、変わらずは109でした。
■各市場の動き
日経: 19,634.49 -18.39 20日
NYダウ(ドル) : 17,826.30 -279.47 17日
ドル/円: 118.62 – .64 -0.18円高 20日