2015年4月22日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は224円81銭(1.13%)高の2万0133円90銭でした。
念願の終値での2万円乗せが実現されました。
2000年4月14日以来、約15年ぶりの出来事です。
前日の大幅な上昇により弾みがついた勢いに加えて、
国内企業業績に対する期待が強く、
主力株を中心に幅広い銘柄に買いが入って力強いトレンド相場を
形成してくれました。
前日の米国株式市場はまちまちな動きになりました。
NYダウ30種平均は反落して、
前日比85ドル34セント安の1万7949ドル59セント、
ナスダック総合指数は続伸して
前日比19.500ポイント高の5014.102で取引を終えました。
ダウの下落は前日大きくあげた反動に加え、
大手企業の1~3月期の決算内容が芳しくない内容が続いたことから
米国企業の業績に対する不透明感が嫌気された形になりました。
ここのところ下抜きを準備するようなダウの動きに対して
ナスダック総合指数の方はまだ上向き継続で
両市場間のばらつきが気になるところです。
(添付のチャートを参照してください)
日本市場は上昇した欧州市場に対して、
まちまちな動きになった米国市場の動きは大きな材料にならず、
上昇の勢いがついた自発的なモメンタムで
大きく上昇して始まりました。
2万円台に軽くのせてくると、
海外資金の流入と個人投資家のリスクオン点灯で買いが膨らみ
午前終値214円高の2万123円で引けました。
午後に入ると2万円を再び達成したとの達成感から
売りが出て、上げ幅を縮小させてきましたが、
良好な需給関係を背景に底固く維持、
2万100円台をキープして本日の高値付近で引けました。
テクニカル的には前日の基準線に支えられて反発した形から
さらに強いトレンドが継続、空をあけての陽線を形成しました。
MACDはMACDとシグナルのゴルデンクロスが目前にあり、
まだ過熱感はない相場ですが、
週末を控えている明日からは少しの持ち合い調整を挟んでも
いいタイミングになっています。
勢いにのってきた市場の雰囲気は証券株に反映されやすいですが、
しかも現在出遅れ感が残っているので、
同じ金融圏でも高値警戒感が色ごくなりつつある
メガバンク系よりは、証券系に注目するのが
直近の戦略としては甘みがあるのではないでしょうか。
■各市場の動き
日経: 20,133.90 +224.81 22日
NYダウ(ドル) : 17,949.59 -85.34 21日
ドル/円: 119.53 – .56 -0.11円高 22日