2015年5月1日の東京株式市場は小幅反発しました。
終値は前営業日比11円62銭(0.06%)安の1万9531円63銭でした。
大きく米国市場の流れを引き継ぐと共に
大型連休でポジションを手仕舞う動き、
金曜日という週末要因が加わり直近の安値を割り込んで下落しましたが。
節目では買いが入り、引けにかけてプラスに浮上してから終わりました。
連休あけまでは方向感のないさえない動きを余儀なくされるでしょう。
前日の米高市場は大幅に続落しました。
NYダウ30種平均は一時260ドル安値まですすみましたが、
前日比195ドル01セント(1.1%)安の1万7840ドル52セント、
4月17日以来2週ぶりの安値で取引を終えました。
ナスダック総合指数も大幅に続落して
前日比82.220ポイント(1.6%)安の4941.424と
こちらも4月17日以来2週ぶりの安値で取引を終えました。
アップルウオッチに欠陥が見つかったと伝わった
アップルの株が3日続落、特に昨日は3%さげ、
指数を押し下げました。
押し下げのもう一つの要因は、さえない経済指標。
前日発表された1~3月期の実質国内総生産(GDP)が減速したことに加え、
当日発表された3月の個人消費支出が前月比0.4%増と
市場予想(0.5%)に届かなかったことが嫌解されました。
日本の市場はさえない動きが続く米国市場の流れを引き継ぎ、
これと言った上昇の材料が見つからず、
前日の大きな下落の後、安値を切り下げてさらに下落しました。
直近の節目とされていた4/20の安値をあっさりと割り込み、
終値ではプラスになりましたが、形としは下落、
4/1の安値が位置する1万9,000円付近を目指す動きになりました。
来週は大型連休に加えて、金曜日の米国雇用統計発表が控えており、
様子見ムードが強くなるのも上に行きづらい状況になっています。
このような動きの中では一人で暴れても中々利益につながるような
行動にはならないので、貯めてきた取引の結果を見直おしたり、
連休あけの相場に備えて、企業分析をするなどして
充電の時間にするのが賢明でしょう。
テクニカル的にみても、25日移動平均線を割り込んだ動きから
基準線が支えにならずにさらに下に割り込み、
上雲の先行スパーン1に近づいてきました。
先行スパーン1のところまで調整してから反発すると
いい形にはなりますが、RSIはまだ40台付近にあるなど、
まだ売られ過ぎの雰囲気なってないのが懸念材料です。
久しぶりに深い調整で1万9,000円までも考えられる形です。
今週もお疲れ様でした。
週末に引き続き、ゴールデンウィークと連休です。
もっているポジションもほとんど整理されているので、
気楽にPlay Hard、連休を楽しんだ後は
Work Hardに戻ってきてください。
すてきな連休を過ごしてください。
来週全体を安値にしている方は再来週に、
それ以外の方はまた来週お会いしましょう。
■各市場の動き
日経: 19,531.63 +11.62 1日
NYダウ(ドル) : 17,840.52 -195.01 30日
ドル/円: 119.67 – .72 +0.78円安 1日