2015年5月22日の東京株式市場は6日続伸しました。
終値は前日比61円54銭(0.30%)高の2万0264円41銭でした。
2000年4月14日以来、
約15年1カ月ぶりの高値更新を本日も続けました。
上に向かってのモメンタムの中で、
日銀が景気判断を強気で発表することで、
投資家心理が改善しました。
前日の米国市場はほぼ横ばいでした。
ダウ工業株30種平均はかろうじて上昇して
終値は前日比34セント(0.0%)高の1万8285ドル74セント、
ナスダック総合指数は続伸して
前日比19.051ポイント(0.4%)高の5090.794で取引を終えました。
米新規失業保険申請件数、
4月の米中古住宅販売件数、
5月のフィラデルフィア連銀景気指数などの経済指標が
まちまちな結果になったことで、
ダウ平均は方向感を欠いて、前日の終値を挟んでもみ合いました。
日本市場は連日の上昇と高値更新が続く中、
朝方さらに昨日の終値からギャップ開けで始まりました。
本日の上昇材料は
①日銀が金融政策決定会合で景気判断を「緩やかな回復を続けている」に変更したこと、
(前回は「緩やかな回復基調」)
②アジア株が総じて上昇こと
以上の2つが主な材料でした。
それ以外、特別な材料がない中、
積極的に上値を追い上げる動きはみられませんでしたが、
連日の高値更新にも強気が続き、上昇して終わりました。
東証1部の時価総額は591兆3007億円に拡大、
いよいよ終値ベースでバブル期の1989年水準(約590兆円)を
上回って約25年ぶりに過去最高を更新した。
株かは15年ぶり、時価総額20年ぶりと
日本の市場は明るく、アツイニュースが続いています。
この状況でも日本企業の業績から考えた株価の水準は
割高とは判断されないレベルで、
(5/22本日ベース 東証1部全銘柄の
株価収益率(PER)は18.75倍、純資産倍率(PBR)は1.43倍)
バブル期のような暴落は考えにくい状況です。
時価総額の推移を見ると、2013年からの拡大は
日本経済の拡大を予実に見せてくれるものです。
(添付のグラフ参照)
テクニカル的にみると、陽線を形成したものの、
2σにぶつかってから中に戻る動きで、実質的に昨日の高値と安値を切り下げる
下降の形になっています。
本日の米国市場状況によっては、
来週は一回調整を挟む動きも予想されます。
調整が始まる時は利益をしっかりとって、次のトレンドに備える
賢い投資家になりましょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆4182億円、
売買高は20億7480万株で商いは低調でした。
東証1部の値上がり銘柄は1011、
値下がりは 718、変わらずは154でした。
どうすればさらに賢い投資家になれるか?
週末はしっかり休み、「ジョン・シュウギョウ」の本を
しっかり読んでみることです。(笑)
今週もお疲れ様でした。
また来週元気な姿でお会いしましょう。
初心者にも分かりやすいジョン・シュウギョウの著書
「世界一やさしい株の教科書1年生」はこちらから参照してください。
■各市場の動き
日経: 20,202.87 +6.31 +0.03%
NYダウ(ドル): 18,285.40 -26.99 -0.15%
ドル(円): 120.94-96 -0.01円高 -0.01%