2015年6月1日の東京株式市場は小幅でありますが12日続伸しました。
終値は前週末比6円72銭(0.03%)高の2万0569円87銭でした。
2000年4月12日以来、約15年2カ月ぶりの高値、
12日続伸は1988年2月の13日続伸以来の27年ぶりの、
後1日で1988年の記録に並びます。
週末の欧米の株安を受けたことや11日連勝後の利益確定で
安く始まりましたが、押し目買いがしっかり入って
大引けにかけてプラス圏に浮上して終わりました。
東京1部の時価総額は601兆5859億円と、
いよいよ 600兆円を初めて突破してきました。
週末の米国株式市場は軟調な動きで終わりました。
ダウ工業株30種平均は続落、
終値は前日比115ドル44セント(0.6%)安の1万8010ドル68セント、
ナスダック総合指数も続落して
前日比27.950ポイント(0.5%)安の5070.026で取引を終えました。
発表される経済指標が思うようにいい結果にならないことで
米国経済の先行きに関する不透明感が強まることや、
再び浮上しているギリシャの債務問題で欧米市場が軟調に維持したことが
投資家心理を冷やしました。
週末を11日続伸で終了した日本市場は欧州株安で
100円を超える下落幅で安く始まりました。
終了間際までもずっとマイナス圏で推移したことで
連勝記録の終了が予感されるところで、
猛烈な押し目買いが入ってきて、かろうじてプラス圏に浮上して終わりました。
上昇して、連勝記録を伸ばしたことで日本市場の地合の良さが
再び印象強く残してくれた日です。
テクニカル的には力強い陽線を形成、
しかし形としては安値と高値を切り下げる下落の形、
上昇のモメンタムが弱まった感じを否めません。
永遠に上がり続ける相場というのはないので、
いずれは下落する日がきますが、
この力強さは、久しぶりに感じるものです。
日経225など大型株に関しては上がりきってしまって
銘柄選定の難しさを相談する方が増えてきましたが、
解決策はやはり出遅れている銘柄への資金シフトにのることですね。
そういう意味でかなり出遅れ感のあるマザーズ市場は
注目に値するものがあります。
売買代金は概算で2兆5340億円で、週末の雇用統計発表に備えて
少し控えめ、売買高は24億9072万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1114と、全体の6割
値下がりは644、変わらずは127銘柄でした。
■各市場の動き
日経: 20,569.87 +6.72 +0.03%
NYダウ(ドル): 18,010.68 -115.44 -0.64%
ドル(円): 124.06-10 +0.32円安 +0.26%