2015年6月17日の東京株式市場は3日続落しました。
終値は前営業日比38円67銭(0.19%)安の2万0219円27銭でした。
欧米の株高を受けて、朝方は買いが先行しましたが、
主要なイベントが控えられていることから、買いが続かず、
下落に転じて終わりました。
下げ幅が100 円を超える場面もありましたが、
午後2時に発表された5月訪日外国人客数が
前年同月比50%増と5月として過去最高を記録したことで、
インバウンド消費関連株が買われることで急速に下げ渋りました。
前営業日の米国市場は3営業日ぶりに大幅反発になりました。
ダウ工業株30種平均は反発しで、
終値は前営業日比113ドル31セント(0.6%)高の1万7904ドル48セント、
ナスダック総合指数も反発して
前営業日比25.580ポイント(0.5%)高の5055.553で取引を終えました。
ギリシャの金融支援を巡る不透明感はまだ根強く残っていますが、
2日に渡る大きな下落で自立反発する動きを見込んでの買いが入りました。
日本市場は欧米の好調な動きを引き継ぎ、買いが先行しましたが、
すぐ下げに転じ、下げ幅をジリジリと広げました。
100円を超える下げ幅を演出した後は
5月訪日外国人客数が5月として過去最高を記録したことで、
百貨店など、インバウンド消費関連株が
買われることで急速に下げ渋りました。
下値では支えられる動きが続いていますが、
テクニカル的には25日線を割り込んだ後、
高値と安値を切り下げる下降の形、
6月10日以降、1週間ぶりの安値で終わりました。
高値を切り下げ初めているチャートの動きが気になる様子です。
形だけで判断すると7,8月の調整が大きい可能性が高いですね。
東証1部の売買代金は概算で2兆1817億円、
売買高は18億8798万株で相変わらずの様子見ムード。
東証1部の値下がり銘柄数は956、
値上がりは791、変わらずは138でした。
■各市場の動き
日経: 20,219.27 -38.67 -0.19%
NYダウ(ドル): 17,904.48 +113.31 +0.64%
ドル(円): 123.59-62 +0.11円安 +0.09%
ユーロ(円): 139.30-32 -0.14円高 -0.10%