2015年7月21日の東京株式市場は小幅で6日続伸しました。
終値は前営業日比191円05銭(0.93%)高の2万0841円97銭でした。
2万0868円03銭をつけた6月24日依頼、4週間ぶりの2万800円台のせです。
ギリシャ債務問題が落ち着くなど、環境が改善したことを受け、
欧米市場が上昇したこと、124円台に進んだ為替相場の円安傾向を受けて、
投資家心理が改善、利益確定をこなしながらも上昇していきました。
前日の米高市場は先週末の反落から反発になりました。
ダウ 30種平均は反発
前営業日比13ドル96セント(0.1%)高の1万8100ドル41セント、
ナスダック市場は3日続伸して
前営業日比8.716ポイント(0.2%)高の5218.859で取引を終えました。
四半期決算が本格化される中、
企業の業績が市場予想を上回ることが続くことから
投資家心理が改善、買いにつながりました。
しかし、最高値圏にある株価指数の動きを反映して、
高値圏では利益を確定する動きも広がり、上値を押し上げるまでは至っておりません。
日本市場は外部環境の改善と、好業績に歌付けされ
好調な動きを見せた欧米市場の流れで、買いが先行して始まりました。
ギリシャ問題と中国市場の乱高下など、外部環境が改善したことで、
下値を売り込むような材料は見当たらない中、
正常な動きとして考えられる範囲で上昇しました。
前場で100円を超える上昇幅を演出した後は利益確定の動きがでて、
88円高で前引けを迎えた後、後場に入っても大きな下落要因はないことから
堅調な動きを続けました。
年将来高値圏で維持することから上値を追うような動きをするのは
中々難しい中、一つのニュースで大きく動き出す物色相場が続いています。
今週に入って営業日は少ないですが、これからの戦略について考えてみましょう。
先週はギリシャ債務問題・中国株式市場ショックが
収まったことで急反発、1週間で871円(4.4%)上昇、
ショック以前の水準を取り戻しました。
市場の注目はギリシャ・中国問題から離れていくことで、
今週からは日本企業の業績発表に集まります。
業績の上ぶれを予想した買いが入りますが、もちろん悪材料がでるのも
あることから、まずは材料がでるものに注目が集まります。
その後、全般的な業績の良さが確認されると、
高値圏にあるのは関係なく、買いが入る動きになるでしょう。
材料がでる銘柄やトレンドが出たものは継続して物色される可能性が高いので、
急いで利益を取るよりは、ちょっとした動きでは
じっくり構える「落ち着き」が求められます。
注目セクターは、今季の想定レートを平均115 円ほどにおいた
輸出産業を中心とした、大型株に注目したいと思います。
■各市場の動き
日経平均(円): 20,841.97 +191.05 +0.93%
NYダウ(ドル): 18 100,41 +13,96 +0,08%
ドル(円): 124,37-,40 +0,37円安 +0,30%
ユーロ(円):134,62-,68 -0,38円高 -0,28%